第三話 逃走作戦
【25;10 ???】
「ほう?なにか企んでいるようだね。」
それはワインを飲みながら、大量に置かれているディスプレイを眺めていた。
「まあ、これくらいは簡単に乗り越えてほしいものだな。」
ディスプレイを眺めているものはとても楽しそうだ。
「だが、あのカギは2人揃わないと使えないように仕込んである。一人を囮に使ってもそこからは脱出できんぞ?どうするのかな。楽しみだ。」
「まあ頑張り給え。君たちにこれからはもっと頑張ってもらわなくてはいけないのだからな。」
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【25:15 2階廊下 九十九一】
「それじゃあ鍵はお願いします。」
「分かったわ。気を付けてね。」
「気を付けてね一君。絶対無理しちゃだめだよ。」
「分かってますって沙紀先輩。あとはお願いします。」
計画はシンプルだ僕が可能な限りやつの気を引く、西園寺先輩と沙紀先輩で鍵の回収だ。
少しだけ準備してやつ探しに行った。僕が気を引くために大声を出すそれが合図だ。
僕だけであの化け物に立ち向かえるは不安が残るがやるしかない。
全員で生き残るために。
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【同時刻 2階 空き教室 西園寺小百合】
おい!化け物こっちだ!
廊下の先から後輩の声が聞こえた。根性なしだと思ってたのだが意外と肝は座っていたようだ。
「沙紀行きましょう。」
「分かった!。」
それと同時に教室を走って出る。すぐに鍵を回収しなくては彼が危ない。
沙紀と一緒に教室を飛び出る。上の階に上がっていく化け物の姿が見えた、彼がうまくおびき寄せたようだ。
私と沙紀は走って体育館へ向かった。
「うわ、これがさっき言ってた人・・・?」
「いいから!見ない方がいいよ。」
沙紀が途中に転がる死体をみて吐きそうになっていたが腕を引っ張って体育館に入った。
体育館はごく普通のところだった。さっき化け物がむさぼっていた死体があった所に血だまりがある以外は、だ。
ステージの上には演台が置いてあるそこに鍵も載っている。
「沙紀ちゃんあったよ!」
「丁寧にガラスケースの中なんて、ふざけてる。」
犯人を見つけたらぶん殴ってやる。ぼこぼこなんかじゃ絶対に済まさない。
演台の上のガラスケースは演台自体に固定されている。
「沙紀!なんかガラス割れそうなもの探そう!」
「分かった!あそこの用具室になんかあるかも?」
沙紀が用具室の中に入っていった。
私は出入り口の監視だ。
「小百合ちゃん!これ!」
沙紀が思ったより早く出てきた、持ってきたのはさすまただ。これは運がいい武器にもなる。私は沙紀からそれを受け取った。
「ガラスが飛び散るかもだから離れてて。」
「分かった。」
沙紀が離れる。私は離れたのを確認してから思いっきり振りかぶった。
バンッ!とはじかれる、ヒビははいったが割れない。少しばかり頑丈なようだ。
「何回か叩かないとだめかも!」
「そんな・・・。」
「大丈夫任せて!沙紀は廊下からあいつが来ないか一応見張って!」」
沙紀はこくりとうなずくと出入り口の方に向かった。
(一君もう少しだから頑張ってよ!)
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【25:20 3階廊下 九十九一】
(やばいやばいやばい!)
「ガアッ!」
化け物は僕を追いかけながら腕を振り回す。
廊下を走り教室を経由しながら逃げる。
(あいつはデカい。狭い入口の教室を経由しながら逃げれば時間は稼げる。ただあいつには少しだけ頭がある。先輩がやられたように投擲だけ気を付ければ時間は稼げる!)
教室に入り扉を一応閉める、だが大した時間稼ぎにはならない。扉はすぐ破壊された
。距離を取っていたおかげで吹っ飛んだ扉に巻き込まれずに済んだ。教室に化け物が無理やり入ってこようとしている。
「これでもくらえ!」
やつの目に向かってチョークの粉の塊を投げつける。いい目つぶしになるはずだ。
ラッキーなことにやつの目に直撃した。
「Graaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!」
相当効いたらしい。だが相当なヘイトを買えたようだ。
だが怒りを買ったところでやつはとてつもない勢いでこっちに突っ込んできた。
「うわっ、まず!?」
ドオンッッ!!!
すさまじい勢いで黒板に突っ込む怪物。
吹き飛ばされた机に巻き込まれた。同時に廊下に転がり出れたが・・・
「いってえ・・・・っ!!!」
上手いこと机に潰されずに済んだがこっちのダメージは安くない。
頭も切ってしまった。だが逃げなくては食われるのはこっちだ。
「クソ化け物こっちだ!!」
折れた机の脚を思いっきり投げつける。
少しはこっちの痛みを思い知れ化け物が。こっちはインドアなんだ手加減しろ。
走って廊下の先に逃げる。化け物は教室頭を出してからこっちを睨みつけていた。
あんまり怖くないように書きたいクトゥルフ神話(仮題) Ghost note @G_master37
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