第11話 ピヨコラって?

『告発抽選』と言うボタンが現れたので押してみた…『当選!!!!!!!!!!!!!』

「あ、当たった。」こんな簡単に当たるの?


 多聞は森川優花は必ず当選するようにプログラムしていた。


 優花は銀行口座を登録するとグレーになっていた振込表示が赤くなった。ボタンを押すと1万円振り込まれましたと表示された。近くのATMに行き残高を確認すると1万2千円になっていた。自分の残高は2千円しかなかったので確かに入っていた。


「本当なんだ。すごい。これから学校どうなるんだろう。」


 多聞と木佐は部屋でパソコンでダウンロードの様子を眺めていた。


「すげえどんどん上がって行く。」


「そりゃそうでしょ。お金もらえるんだから。」


「資金はどうしたんだ?」


「稼いだ金あるし。最近出したゲームも売れてるから大丈夫です。」


「最近出したゲームって?」


「スコルピオンブルーナイトII」


「え、あのゲームも多聞が作ったのかよ。」


「まあ。」


「お前って本当にすごいんだな。だって当選するだけで1万だろ。全員入れ替わりで登録したら100万超えるよな。」


「まあそうですけど、別に大丈夫ですよ。それより木佐先輩にもやってもらわなきゃいけない事あるんで頼みますよ。」


「なんでもやるよ。」


「ところでピヨコラってどんな意味?」


「単純にヒヨコがコラって言ってるって事です。」


「ピヨポポは?」


「頭に俺の好きなタンポポつけたから。」


「ふざけてんのか…お前…。」




「これからの事をとりあえず話しますね。まず最初に弓道部の顧問、吉田先生は協力者です。」


「え、なんで?いつの間に?」


「木佐先輩と同じように兄貴の自殺に疑問を持っていたみたいで、死ぬ前日に兄貴と色々と話したらしく、家に何回も来て「自殺じゃ無い」と話してくれたらしいのですが、親はもう終わった事だからって全然聞く耳持たなくて。で、俺が話しかけて仲間に引き入れました。」


「そうか。吉田っていい奴だったんだ。」


「そうですね。吉田先生が弟のように可愛がっていたと聞いています。吉田先生が部活でセクハラで疑われた時に兄貴が調べて疑いを晴らしたらしく、本当にあの時の事は感謝してもしきれないと話していました。」


「あ、あのセクハラ事件か!結局弓道部の矢丘の仕業だったんだよな。副顧問だった吉田に濡れ衣を着せてたんだよな。」


「そうですね。後、用務員2人いますよね、その内の1人も俺が雇った協力者。Kと呼んでください。あと送られてきたメールのチェックはアルバイト雇ってあります。引きこもりの奴らだから時間もあるし、他人の粗探しなんて大好きで金で動く言うクレーマーを5人ほど採用しました。」


「なんか、ちょっとワクワクしてきたな。」


「あとは犯人が動くのを待つだけだから。関わった奴全員ひっくるめて捕まえてやる。」

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