第1098話 えびえびしすたーず「夏休みの宿題(たぶん)」

「先輩。えびえび姉の夏休みの宿題の答えが、すべて人工知能が回答した内容なのですが、どうしますか?」

「後輩。えびえび姉の事だから、人工知能で回答してきたって私たちが指摘すると、『先生たちの先生の才能を試験するために、わざとわかりやすく回答例を採用したのです!』とか屁理屈言って、今度は、人工知能で回答したか見極め出来ない精巧な夏休みの宿題を提出してくるから、そのまま全部60点として採点しちゃって。それなら、えびえび姉も文句言ってこないだろうから」

「先輩。生徒会長の夏休みの宿題の答えが、『時間がないので白紙として出しますが、当然わかっていますよね?』とだけ書かれているのですが、どうしますか?」

「後輩。それは、見なかったことにして、今年の夏休みの宿題は、自由参加と言う事にしましょう」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る