第1097話 えびえびしすたーず「流行りの髪型」

「副会長。その髪はどうしたのですか?」

「生徒会長。実は、ちょっと旅行先の美容院で髪を整えてもらいましたら、今はこの髪型が流行っているとかで、この髪型になってしまったのです」

「副会長。副会長の数少ないお嬢様学校の生徒らしい特徴だったさらさらヘアが無くなって、これでは、人気のない芸能人が、最後のチャンスとばかりに見た目に逃げたようでは無いですか!?」

「生徒会長、わたくしは、さらさらヘア以外にもお嬢様学校の生徒会副会長に相応しい数多くの資質を持っていますわ!!」

「副会長。この髪型のまま過ごすのでしたら、次の生徒会選挙では、生徒会長になれるかもしれませんよ!!」

「会計、思ってもいない事を言わなくて良いですわ!!」

「副会長の髪型は、『流行りの髪型』になりました」

「書記、生徒会の記録に残さなくて良いですわ!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る