9.6

「お姉ちゃん。かいじゅう食べすぎたから運動したいのね。お姉ちゃん、運動手伝って欲しいの」

「…我が妹よ。お姉ちゃんの聴力と認識力と記憶力が正しければ、我が妹がかいじゅうを食べすぎたと言っていたようだけど?」

「お姉ちゃん。やっぱり新年はかいじゅうを食べないと始まらないもの」

「我が妹よ。あれほどかいじゅうを食べちゃダメだと言ったでしょうが!!」

「お姉ちゃん。かいじゅうを食べるくらい文句を言わないでよ」

「我が妹よ。かいじゅうを何匹か何頭か単位がわからないけど、どれだけ食べたの!?」

「お姉ちゃん。三桁までは数えたけど、四桁超えたあたりで覚えるの諦めたよ」

「我が妹よ。それだけかいじゅうをいつもいつも食べるからかいじゅうがいなくなるのよ!!」

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