第39話 【ナイス・カップリング】

「ただいま」


「万九郎!帰ってきた。良かった」


ベアトリーチェが、ほっとしたように、言いました。


「はじめまして」


「万九郎。この女性は、誰?」


「この人は、那岐野アスカさん。浦ノ崎で、会ったばかりだ」


「万九郎。私には、彼女を評価するだけの能力が、ないようだ。何か、口惜しい気もするが、万九郎に任せる」


「うん。俺も、彼女には圧倒されっぱなしだから、気にすることはないさ」



【口惜しい】


Adjective[edit]

口惜しい • (kuyashii) -i (adverbial く口や惜しく (kuyashiku))

1. Alternative form of 悔しい



############################


「じゃあ、私は自宅に帰るから。何か仕事が発生したら、私に電話して」


「電話?」


「これから私たちは、ペアで戦うのよ。当然でしょ」


「そうか。ペアか」


「そう」


############################


この物語では、パーティとかの概念は、存在しません。冒険者いませんので。


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