トーテム－TФTЁM

フィリピン・ブスアンガ島の小さな村で育った青年ババオ・ライリーは、15歳で島を離れ、アリゾナ州フェニックスの企業でCOOの専属ドライバーとして働いていた。
ある日、いつものようにCOOを自宅へ送り届ける途中、車内で突然COOが喉から血を吹いて死亡。
専属ドライバーだったババオは殺人容疑をかけられ、第一級殺人として終身刑を言い渡される。

「真犯人を見つけ、雪辱を果たす」――その一心で脱獄を果たしたババオは、大切な人と自分の人生を奪った相手への復讐を誓う。
彼には『トーテム』と呼ばれる異形の能力があった。だが、それは彼だけのものではなかった。
COOの命を奪った犯人もまた、同じ力を持っていたのだ。

犯人捜しは次第に“トーテムバトル”へと発展し、複雑に絡み合う陰謀と謀略の渦へと変貌していく。
…続きを読む