2022.10.8(sat)こたつ布団を出したら最後
昨日の寒さの余韻か、寒すぎて体がくたびれていたのか。いや、完全にこたつ布団のせいだ。
菜都奈は普段起きる時間に自然に目が覚めたのに、全く体を起こす気になれなかった。薄目で携帯を見ているうちにうとうとし始め、気づいたら二時間が経っていた。
こたつ布団にくるまっていたからだろうか。
冬はいろんな布団を試したが、カバーのあるものはどうしても中でたがまってしまって駄目だ。肌触りもよくない。それに菜都奈は布団を重ねて寝るにも、ずれたりなんだりで位置が気になってしまって眠れないたちだ。そこで行き着いたのがこたつ布団。
昨日の寒さで久々に押し入れから引っ張り出したのだが、やはり格別だ。
「起きられない……」
菜都奈は嬉しい悲鳴を上げる。人類皆こたつから出られない問題は誰も解決できていない。こたつ布団で眠ればもう蟻地獄だ。
菜都奈は薄れゆく意識の中、こたつ布団をさらに鼻まで被って完全に目を閉じた。
あと少しだけ……。
そうやって数時間経つのは分かっているのだが……抗えない。
今日が休みの日でよかったと、菜都奈は心から誰にともなく感謝した。
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