2022.10.2(sun)まだ十巻
止まらない、止められない。
昨日軽い気持ちで決心した長編の漫画に、菜都奈はどっぷりと浸かっていた。
おもしろい。
行く先々で困難に見舞われる主人公が、強く明るく打ち破る。大長編で百巻は超えているストーリーだが、その長さすら忘れさせる。気付いたら二巻、三巻……と読み進めていた。
昨日は夜中の三時近くまで読んでいた。今日も朝から読みたかったが、睡魔には勝てず、また読み出したのは昼ごはんを食べてからだった。
巻数は多くても、ストーリーには起承転結がある。舞台が変われば関わるキャラクターも変わる。何本も映画を観ている気分だ。
菜都奈は中間テストが近づくと、妙に勉強以外のことが捗るきらいがある。今回は大長編漫画。これはなかなか厄介かもしれない。
菜都奈はまた一巻読み終えて、巻数を確認する。
「まだ十巻……」
十分の一。物語が終わらないのは嬉しいが、これは中間テストに響くだろうな、と菜都奈はどこか他人事のように感じた。
窓の外は既に薄暗くなってきている。今日も一日が早い。
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