カレー

英語にはJapaneseとかNipponiseという動詞がある。意味は読んで字の如く「日本化する」だ。輸入後に独自の変化を遂げたものが多いことは歴史を見れば一目瞭然だが、殊にこれが食となると、本国の人が訪日時にジャパナイズされたその料理を見てワッタファック、という場面も多いと聞く。中でもカレーは群を抜いて別物である。

学生時代にスリランカ出身の友人が言っていた。日本で最も理解不能なのはあのカレーだ、最初出された時は馬鹿なと思ったが口にすると確かにスパイスの風味が広がりカレーの味がする、どんな魔法かと思ったと。彼曰くこれはこれでアリらしいので、よろしいならばクリークだとはいかずに済んだ。カレーといえばカレーパンは良い。パンとカレーが一つにまとまり、それほどのサイズがある訳でもないが満足度が高い。特にファミマのそれは柔らかなパンと程良く濃厚なカレーの相性が素晴らしい。尚私はハヤシライス派である。

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