概要
幼馴染みの須原は今日、御上のもとへ嫁にいく。
それは、激しい雨が降り続いているが、それすらどうでもよくなる朝のことだった。
月裳(つくも)の幼馴染みである須原(すわら)は御上(おかみ)に見初められ、嫁にいく。
月裳は須原の嫁入りを、しずかにそばで見守る――。
せつない和風悲恋譚。
月裳(つくも)の幼馴染みである須原(すわら)は御上(おかみ)に見初められ、嫁にいく。
月裳は須原の嫁入りを、しずかにそばで見守る――。
せつない和風悲恋譚。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!嫁いでゆく幼なじみへの複雑な思い
偶然偉い人に見初められた幼なじみ、その嫁入りを見送ることになった青年の物語。
和風な世界が舞台の、ちょっとせつない恋愛譚です。
いやせつなさ度合いで言ったら「ちょっと」どころではないんですけど……。
あらすじとしてはほぼ上記の通りで、主人公は本当にただ見送るだけの立場です。
したがって、彼自身の起こす色恋的な振る舞いはあまりないのですけれど、しかしそれでも間違いなく、これ以上ないほど恋愛劇してるお話です。
本当に「せつない」という形容以外に何も思いつかない……。
あまり多くは語られないというか、内心を露骨に文字にしてしまわないところが大好き。
嫁いでゆく幼なじみの須原さ…続きを読む