第29 神が与えた物

神が人々に幸福なるための条件を得るために

様々な試練を与える。


その壁を乗り越え困難に耐性ができ、色々な物事に立ち向かう術を得る。

そして、幸せと言う名の形の無いものを得られる。


武士もまた様々な試練を幼いながらに経験してきたのだった。


その頃、不治の病と言われ治らないと思われていた心の病のせいで、両親に殺されそうになったこともある。

兄としたっていた存在には嫉妬され兄弟らしい思い出もない。


しかし、武士は幼いながらにも母親が不在の時や病に伏せているとき食事を作っていた。


それが大人になる過程でそれが人々との繋がりをもてる唯一の武器になっていた。


本来は京に出向き、武士となることもあったであろうがその職は選ばす平凡な暮らしを武士は求めたのだった。


彼が20代後半に差し掛かる頃、両親は二人とも他界し、そして兄と言う存在もまた離縁になっていた。


その病を抱えながら武士は旅に出て、数十年たびして着いた先は

この高千穂と言う土地出会った。


行き着いた先で彼は彼なりに働き、ほんの小さな小料理屋を開いて生計を立てていた。

そして、この場所で祐と出会った。


偶然や奇跡があり出会うはずも縁が繋がるはずもない彼女と出会ったのであった。


そして。。。景色が乱れ初め砂嵐のようになって

画面が消えていく。。。



ザーっザー、、、やがて1面真っ暗な闇に包まれた。




カーテンから差し込む木漏れ日。。。


タケシの顔を優しく照らす。


「ん。。ん~」


タケシはやがて目を覚まし

ぼーっと景色を眺めていた。



「夢か。。。」

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おじさんの幸せのカタチ くおん @qonstreet0625

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