第24話


どうなっているのかわからないまま、私の身体は宙に浮いたまま、ワンちゃんに近づいて行ってる。


あっと言う間に、ワンちゃんが目の前にいるではないですか!



「アンッ!アンッ!」


「ワンちゃん!」


「おいで!早く!」



ダメだ!怯えている…


怖がって、奥のほうに行ってしまう…



…でもどうして、私、浮いてるわけ?



…そう思った時、スカートの中に違和感を感じた!


触ると堅いものが…


え!?


「きゃッー~!!!」


誰かが肩車をして、私の身体を持ち上げていたのだ。



と、いうことは誰かがスカートの中に入ってる?ってことですよね…


もしかしてこれ


あ、た、ま ?


モソモソ動いてるし……!?




「ャ・ヤダーーーッ!!!!やめてください!!やめてー!!!セクハラ!!エッチ!!チカンーッ!!!へんた~い!!やめてーッ!!降ろして、おろせー!き、キモ~!!」


すると、下のチカンの人も・叫んだ!


「 キモ!?って…そんな場合じゃない!…止めたらチビが!いいから早く!チビだ!チビを捕まえてくれ!」


「 捕まえる!!?え?…ちびが?…チビを?…私、ちびですけど! 」


「 違う!チビはチビでも犬の!…チビだーーッ!!」


あ、そうだった、早くしなくちゃ…


「 チビ? おいで!」


チビって呼んだらすぐに私の胸に、チビが飛び込んできた。


「 チビちゃん、救出したよ!」


「 よし!じゃあ、降ろすから…気をつけろよ」


「 うん!」


下の人は私をゆっくり下げていった…


「 あ…」


な、なに?…


次の瞬間グラッとして、私とチビはバランスを崩して…



「アンッ」…「きゃッ!…」



肩車から落ちてしまったーーーー


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