第22話誰が

戦士長!さっきから敵を見るように睨んでいるが、貴方は敵なんですか?。

ずっと睨まれていてはいくら雑魚でもうっとおしい、そう思いちょっと釘をさした。

後で長老に聞いたがエルフの中には人族を下に見ているものも居る、戦士長は攻撃、防御、魔法に長けていてそこまで人族を見下してはいないが同族への思いが強かったそうだ。過去形なのは俺が敵かと言ったら殴りかかってきたからだ。俺とアルテは武器を取り上げられていたのに、こいつは隠し持っていやがった。戦士長はアルテより強いらしい、その上で武器もある状態なので負けることはないとでも思っていたのかね。隠せるくらいの武器、暗器程度を手にされても全開の俺の相手にはならん、首チョップで折れた。無手の者に攻撃してきたんだから仕方ないよねー、俺はこの世界で3人目をやってしまった。ちょっとの後悔より怒りがでてきた、長老は武器を出し攻撃したことまでは分からなかったが俺に向かって手を振り下ろすのは見えたらしい。首チョップでぶっ倒れたあと、手に持っていた武器と似た物が死体からいっぱい出てきた。「これがエルフの話し合いなんだな?」長老はだんまりだ。俺がこの村から出る宣言をしようとした時でかい鐘の音が鳴り響いた。アルテに顔を向けると警報だと言う。戦士長首チョップにしては早すぎる、と考えているとすぐに扉が叩かれ「長老!魔物の群れです!」と聞こえた、長老は扉を開けずに集会所に皆を集めるよう指示を出した。

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