~mono story~
親子3人
一緒になってもうどれくらいなのか……はっきり言ってわからない。
どこでどうやってどういうふうに僕と君が出会ったのか、そしてあの子が生まれたのか。
僕に答えをくれる人はいない。
毎日毎日、同じことの繰り返し。
騒がしい朝、ゆったりした昼、夜は耳を澄ませば虫の声が聞こえている。
周りの人たちは皆、それぞれいろんなことを、少しずつでも違った毎日を送っている。
だけど僕は、毎日毎日、いや、1日に何回も同じことをしなければならない。
はっきり言うが、退屈だ。
僕も、君も、きっとあの子もそうだろう。
すれ違い続けてもう何年……
君がおっとりしているせいなのか、僕がせっかちなせいなのか。
僕が後から出かけても、君をすぐに追い抜いてしまう。
あの子は……いちばん自由かもしれないな。
君よりも、僕よりも、もっともっと早く、楽しそうに動いている。
だけど僕らに共通しているのは、そう、顔を合わせることがない。
身の丈も、生活リズムも、何もかもが違ってるからな。
だけど、同じ屋根の下、一緒に暮らしてるんだ。
もうちょっとくらい、親子水入らずの時間があってもいいんじゃないか?
なぁ、みんな。
たまには仕事サボって、仲良く昼寝でもしないか?
この3つくっついてるお尻が離れないことには無理だけどな……。
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アナログ時計の長針・短針・秒針さん。
~ hito / mono story ~ 玲莱(れら) @seikarella
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