03 半信半疑



 シュドって思ったより美人だな。

 今まではまじまじと観察してる時間がなかったから、よく分からなかったけど。


 太陽みたいなティナとは逆の、月の様な魅力がある。

 明るく輝くタイプじゃなくて、静かに光るタイプ?


 なんて、みとれてる場合じゃない。

 俺は、いちかばちか、この先の事を話してみた。


「実は……」


 話をきいた、二人は何とも言えない顔をしていた。


「そんな事が本当に」

「未来の事が分かるの?」


 半信半疑って顔だな。


 俺がもっと、すごくて頼りがいがあって、誠実だったらサクッと信じてもらえたんかな。


「全部本当なんだ。本当に起こる事なんだ、信じてくれ」


 俺はこうやってみっともなく頭を下げる事くらいしかできない。


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