『食べる物に捨てる物などない!』は、「料理が好きな人」だけでなく、「料理は苦手だけど、食べることは好き」という人にもすっと入ってくるタイプの、おいしくて温かい料理エッセイです 🥘😊
一番の魅力は、タイトル通りのスタンス――「食材はどこまでも活かせる」「本当は捨てなくていい部分がたくさんある」という視点が、説教くささゼロで語られているところです 🌿🧅
出汁を取ったあとの素材、屑野菜、骨、脂、インスタントラーメンのアレンジなど、一見“脇役”や“残り物”に見えるものたちが、作者の手と工夫によって、ちゃんと主役級の一皿に変わっていく 🍛✨
また、文章のテンポが軽快で、ところどころにユーモアが差し込まれているのも心地よいポイントです 😂🍽️
料理の技術や知識はしっかりしているのに、それをひけらかすのではなく、「こうするとおいしいんだよ、面白いでしょ?」と隣で話してくれる感じがあって、読者との距離が近い作品だと感じました ☕️🍞
そして何より、このエッセイには「食べ物を粗末にしない」という優しさと、「工夫することは楽しい」という前向きさが通底しています 🌈🥔
環境問題やフードロスといった大きなテーマを正面から掲げるのではなく、あくまで“おいしく食べるための工夫”として語ることで、読む側の心にも自然と「捨てる前に、もう一度考えてみようかな」という気持ちが芽生える 🌱✨
そのさりげなさが、この作品の魅力だと思いました 🍳🥕
食事は体の資本だが、調理に時間はかけたくない。
一番は大量の野菜をスープにすること。
作ったものを三つに分けて、一つは肉、一つは魚、一つは溶き卵を投入。
出来上がったら小分けにして冷凍庫へ。
あとは解凍して勝手にお食べ下さい。
別バージョンでカレーとシチューもあるよ。
誤解なきよう、これは作者様ではなく私のことです。
料理に時間をかけない私でも、こちらのエッセイは惹きつけられます。手間暇かけた料理から、ポテチを潰しておすましにする、というお手軽調理までどれもヨダレもの。
調理は億劫でも、食べてみたいと思わされるものばかりですが、そんな私でも見逃すことが出来ないものもあります。
重い腰を上げさせたのはオーム蕎麦。蕎麦好きの私としてはトライせずばいられない! が、どうやら作者様は焼きそばだったようです笑。でも満足しました。
栄養摂取だけが目的ではない調理の楽しさを思い出させてくれるこのエッセイ。どうぞあなたも召し上がれ。
「食べるものに捨てるものなどない」。本当にタイトル通り、冷蔵庫にある食材を無駄にせず、かつ、楽しんで料理して食べてしまおう!という、お腹が快適に減るお話です。
これまでの料理の概念を覆すような調理法のものが出てきたり、「えっ?まって、それ危険じゃない?(汗)」っていう大胆なものが出てきたり、エセ中国人シェフが出てきたり、それは一体どんな料理なの?写真プリーズ。となること請け合い。
どんな食べ物にも感謝を忘れず、そして、とにかく美味しく調理し食べることを楽しんでいる様子に、いつの間にか、惹き込まれ、あっという間に読破してしまう作品でした。オススメです。