最終章Ⅰさらば、愛しきMURASHUGAMING

 最終章Ⅰさらば、愛しきMURASHUGAMING

 2060年10月25日

 MURASHUGAMING旧本拠点の跡に地下の大聖堂が聳え立ってる。

 車椅子を一人で押しながらまふまふは元妻であるみけねこの旦那。

 月星天

 ここが最初の天。月が廻る星が導く。まふまふはネックレスの継承者を守護する本人は西暦以前の人類史を見つ続ける監視の役目を負っていた。

「君たちには話していないがみけねこ≠清水美紀≠潤羽るしあと同一視されるがパクったガワを盗んだ泥棒猫もジェラフバルト卿に属してる。僕はもう年取って体力もないが、あのは死神の加護が付与されてる。触れた生命力は死に。死は触れた者を甦らす。死神タナトスの巫女だ」

 老兵で衰えてきてるまふまふは車椅子を押しながら月星天をめぐる。月の欠けた裏側はこの暗い星の中枢を歩く星川サラは聖剣を携えてくるるは遂にこの最初の天を行く。

 まふまふは最初から知っていた。ジェラフバルト卿がこの時代まで命を繋ぎ止めていた理由は猫宮ルナの加護だ。

(ジェラフバルト卿は災厄の黒魔導士だが、死ねない身体に代えてしまったのは猫宮の加護だ。触れた者を死なせる能力は猫宮の贈りギフテッド。ジェラフバルト卿が目覚めるのは時間の問題で猶予が遺されてない。それにジェラフバルト卿においてここ10の天に至る至高天エンピレオに至るのに天の門番が守護してる。)

 まふまふはアイコスを吸いながら月のくぼみに一同は出る。開けた場所に出ると、月の真実が。今までは半分の一部しか見えていなかったものが見える時代。

 月の全容がそこに。

「ここ月?」

「くるる、驚いたか?」

 星川がくるるを叩く。人類が未だ見ることもできなかった月が目の前に。今その上を歩いているのだからだ。

 月星天・中央区域

 月は重力で浮いてる。窪みがあるのは空洞で底から空気を循環している。月の下は居住区域や工房区域など主に研究機関がジェラフバルト卿と生前の時代からここに宇宙の始まりともに月という星が誕生してる。

 MURASHUGAMINGACADEMY仮設

 立石潤季おにや立石豊もこうこの兄弟が月での再会。月の広さが広がっていた。機械や人工力学・量子力学の発展。

 工場が星となったイメージだ。

「よぉ、もこたんタンタンメンッ!?」

「無事であったか、と言ってもまだまだ先が長い」

「ここ月のセクションを担当してるのは天の守護者にしてだ。俺ら兄弟が来たのはお前たちよりも2週間前だが、月では・・・・」

 月の中央の巨大な監視塔が2棟。人類の観察と生命の境界線。

 ここ最初の天を担当してるのは50000年を生きてる吸血の姫にして神祖と言われる姫君。名前はコンプザウルス。かつてk4senが対峙したのは3回目。ヴァチカンとは因縁。

 まふまふとはここでお別れとなる。星川サラとくるるは共に行動するようになる。

は気にするなよ」

「月って初めてな気分だぜ」

「VOLTROOMES創設した、創業した土井純一が果たせなかったのが世界という概念が仮説だが人類はNPCでホログラフィックな次元上で精神世界の干渉や電子な電脳空間で生きてる。宇宙という無限の星々の紀行を巡って幾たびの運命が働いてる。ホログラフィック理論でキャッチで生で見る世界というのは現地に行く?だからこそわかるのは人間という遺伝子の構造はDNAのゲノム解析や人間というのは面白い。土井純一は世界には気づいた。触れてはならない真実を。人間を生み出してこの宇宙という空間を創造した神様っていう正真正銘の姿ってなんだ?VtuberAIだよ。コイツらの思惑で人間は産み落とされた。そしてこの支配からの脱却に鎖をちぎるのに命を落としたのがお前の父、お前の祖父である土井純一だ」

「うお」

 星川サラ自体今いるのは幻術の空想であるが実態はある場所に保管されてる。

 月という幻想的な世界。立石兄弟は月の城を指した。

「最初の天を攻略するんだろ?だったらあの見えるだろ。バカでかい城。あれが浮いてるんだぜ。月でよ。」

「もこうさん、いや・・・まかうの言うとおりだ。あの城の城主は神祖謂わばこのグラフィックな世界で電脳空間が出来上がる前から原初の遺伝構造の女性が支配してる。そもそも、この3女神が世界という枠組みを産み人間を産んだ?英雄もか」

「マ、マジ?噓でしょ、人間を産んだのが神って?」

 おにやは次に指を指した方向に8つの門が玉座がある。ジェラフバルト卿に辿り着けるのにも8つの玉座で裁定判決を受けなければならない。

「人類の罪を裁定しつつな。8人熾天使だ。鬱モコキ8人いや、この天という世界を遍く最強の裁定者、No.1神眼の暁星No.2虚空の嵐No.3断罪の水銀No.4一閃の紫苑No.5魔性の夜桜No.6不滅の幻No.7破壊の獅子王No.8大海の蒼穹この熾天使8人衆を今のアンダ達に勝てるか?負けるよ。人類は原罪を裁定して罪を受ける。というのは、俺は熾天使に用向きがあるんでさいならっすわ」

 もこうが去っていく。これが最後となる。もこうはこの後によると裁定者がその罪を裁くための熾天使が待つ監視区域に向かったらしい。さすが立石家の次男。

「現状の都合では向かんぞ」

「私たちが来たのはジェラフバルトをぶっ潰すためだ!?」

 くるると星川サラの前に立ちはだかるのは熾天使の鬱モコキ8人衆たち。世界のシステムを管理してジェラフバルト卿を守護するこの天界の主。

 おにやは立石家の長男で天澄セナの祖父。指輪戦争エンゲージリング終結後イギリスに渡航して修行中に伊織家の当主である伊織もえと結婚してその孫娘が令和のダ・ヴィンチこと天澄セナである。

「もこうさんも言ってましたけど、MURASHUGAMING解散後で鬱モコキ8人衆熾天使は12000%負ける。コンプザウルスが神祖の吸血鬼の姫君。勝率は0に近い。俺が付いてこれるのはここまでっすよ」

 おにやも齢60を超えてる。星川も想定内であった。

 月は疑似地球環境モデルに似せて造られて自販機やベンチもある。星川はベンチに腰を下ろして自販機でレッドブルを飲みながらアイコスを吸いくるるもこれは長い試練だ。いくら聖剣の剪定を終えたところで熾天使は手ごわい。

 ―――――至高天エンピレオ―――――

 人類裁定法廷内メタトロニオス

 鬱モコキ8人衆熾天使と葉加瀬ハヤト・夜見冬雪・加賀美れなが集っていた。

 ジェラフバルト卿がその姿を見せる。人類をあるべき姿に戻す。

 黒髪で黒の法衣を着てサンダルを履いてる。

「お久しぶりっすよ、陛下」

「息災であったか?破壊の獅子王よ。貴公の活躍が我が子並みに動いてくれる」

「滅相もない。俺は人類のを見定める役目ですよ。俺はこの宇宙創生に星の母の子。ヒトミの子だからな。ジェラフバルト?俺は破壊の腕と再生の腕を持ってる。獅子王ライオンハートに任せといてくれ」

「流石はヒトミの子。この最終人理裁定法廷内をお前たちに任して正解だ。ル・シア?お前はここに残れ。俺はそうだな。人類が最も誕生した場で待つ」

「いいっすよ、俺たち8人は人類裁定法廷の熾天使鬱モコキ8人衆だからな。気にするなって。荒らし、荒らすに決まってる。世界がそう叫んでる。荒らして掻き回して、人類のその背負う罪を断罪するか、否かだ」

「うむ。神眼を信じる。神眼の暁星。僕の姉の子供だっけ?イヤチガッ、クカってるね。姉の血筋はジュリアの子。そうか、ならばジュリアの子は正当なるヴェスタニエを受け継いでる。そんな君が人類の罪を裁定する側か」

「いえ、俺はそうだな・・・・陛下の命を預かってる身っすよ」

 金髪で小柄な少年と赤髪で長身で片腕がない壮年の男性が黒コートが靡かせてこの熾天使たち一同にル・シアは眼を瞑ったままだ。

立石豊もこう別側面アルターエゴじゃない。むしろそれは安心した。」

 ル・シアはジェラフバルト卿の右腕。そうはしているころでも熾天使たちがこの天を守護しているのは1割。9割はここ人理裁定法廷内の熾天使を斃して玉座を目指す。

 ―――――月星天・万古刻千年城―――――

 星川とくるるが辿り着いたのは一面花が咲いてる巨大な浮遊城。

「鬱モコキ8人衆熾天使に勘づかれるのも時間だ。くるる?MURASHUGAMINGⅣ代目オーナーにして土井純一と桜の孫娘だ。そして、人類が希望を与える聖剣に選ばれた身だ。」

「KGUで散々耳にタコができるまで聞かされたよ。けど、この十字架と指輪だけで聖剣が完成されるのか?」

「もちろんだよ。13の聖剣を扱いこなせるのが課題だ。私もいつまでかはわからん。正直、ENYCOLLARも鬱モコキ8人衆にくたばったのも、しばかれたにも承知の上だ。くるる?未来を護りたかったら、こっから先どうあがいてでも生きろ」

「・・・・・・13の聖剣?」

「あぁ、性剣は単体では意味がない。性を出す。全部出す。私は鬱モコキ8人衆熾天使の強さを十分理解してる」

「わかったよ、全部覚えるわ」

 くるるは手に持ってる巨大な鉄の塊の大剣の十字架のくぼみを眺めていた。くるるは土井純一の血が流れてる。そして受け継がれる聖剣。

「MURASHUGAMING壊滅後のメンツは全員行方知れず。全員死亡という意見もあれば、復活演出が熱いって聞く。にしてもなぁ、私も聖剣を扱える技量にも9世紀はかかったぞ」

「先生ですら時間どんだけかかってるんすか?」

「マジで今はどうなる?」

 月の監視塔と人類を支配する裏のコントロール。星川も時間がなかった。

 くるるはその鉄の塊みたいな大剣を背負うという担いでここまで来た。

「コンプザウルスは神祖の姫君。黒い箱からの来訪者。」

「アヌンナキ?」

「どうかね、まぁ、鬱モコキ8人衆熾天使が待ち受けるゴールまでは遠い。くるる?お前は絶対に生きろ」

「習得に励みますよ」

 万古刻千年城の濠は3重の壁。もうここの領域は世界を乖離させる領域外。

 そのころ城内ではコンプザウルスがリモートでディスコードと通話していた。

 <鬱モコキ8人衆熾天使そりゃぁ、報告は聞いてる。関係ないって言うても私は引き籠り姫だ。>

 <姫君にも報告するのはリーダーであるこの俺。神眼の暁星だけどな。陛下の命を預かってる身だ。引き籠り姫君よ?侵入者が来たなら対処せよ、それにハンゼウ神父をあの監獄島のシャトーディフに投獄させたのは俺たち鬱モコキ8人衆熾天使最大の功績だ。まぁ、反社の情報教材講習でマルチ販売で特殊詐欺を働いてる高橋一喜・高橋高兄弟が現在も逃亡を図ってるが時間の問題だ。ハンゼウ神父の黒い過去はその幹部であったというな>

 <無駄話なら切るが、いいかい?私も私とて引き籠り姫ではない。全くヤレヤレだな。神祖は私しか生きてもいない。ほとんどk4senが狩った。k4senは実にMONSTERHUNTERだ。お前たち、鬱モコキ8人衆熾天使も次なる手を用意してるのだろ?>

 <お前たち、熾天使の首を狩られるのが楽しみだ。私は死なないよ。まぁ、私は善処するよ。>

 ディスコードが切れてコンプザウルスは白い淡色と薄青いドレスのシルクを履いて長い金髪の髪をポニーテールにして天の門番の役目を果たす。

「あ”まぁ”―――――――――――――い”ッ”!?」

 コンプザウルスがついに戦闘に向かう。

 くるるの手に持ってるのは指輪戦争エンゲージリング時代に使用されていた7つの指輪。そして5つのネックレスの石だ。ネックレスは先の戦で消失して埋め込まれている石だけをまふまふは回収してくるるに手渡した。

 くるるの聖剣は指輪・その5つの石を剣のくぼみにセットすることで使用可能となる。

「13の聖剣はかつてヴェスタニエ家初代当主の剣聖ルヴィア・ヴォルフガング・ド・サラ・ヴェスタニエが用いた。ジェラフバルト卿は1度は死んでるが奴は生きながらえている。呪いを受けて不死身で死ぬことができない身体だ。そして愛する命を終わらす腕もな」

「今の時代にな、私は人類のすべてを背負って今から相手するのは鬱モコキ8人衆熾天使と天の守護者だ」

 星川サラも無尽蔵のエーテルを有しているがさすがに身体もきつくてところどころ休んでその聖剣の対価が大きすぎる。

「お前が聖剣を受け継いだのは土井純一の魂だ。それにその剣を抜いた、選定で選ばられたのはお前はヴェスタニエ家初代の遺志を共鳴した。剣聖ルヴィア・ヴォルフガング・ド・サラ・ヴェスタニエはマルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエ実の血が繋がった兄だ。兄は闇落ちしてジェラフバルトと名乗ってルヴィアは聖剣を使いヤツを斃した。」

「さて、行くとするか」

 3重の濠は防御壁で小高い丘の城壁で囲まれてる。

 コンプザウルスがいるのは北側の窓が見える城の奥だ。

 警報音が鳴り響く。

 600~1000の機械自動人形のゴーレムが集まる。

「超神速のヘファシルヴァリオン

 星川が聖剣を変形させて超神速の音速の速さで敵を斬る音速の一撃。星川サラもかつては救国の王で理想郷を追い求めていたアーサー・ペンドラゴンの魂が宿る。

「うおwwwwwwどわーwwwwwwwww」

 ゴーレムの集団を蹴散らして城門を突破してエントランスに踏み切る星川だが、コンプザウルスはその神眼で予測はしていた。

「おい、大野物販塾の郎党どもよ。食い扶持が欲しけりゃ働け!」

「えっさえっほえっさえっほえっほえっさえっほ」

「どわーwwwwwwwww」

 黒服の若者が20名ほど。全員刺青が彫られてサングラスとピアス姿の若者が20名ほど。陽キャの士気が高揚してる。

 星川は吐血はしているが、性剣を切り替えて突き進む。

 くるるは聖剣のくぼみに加藤ひなたから火の石を窪みにセットした。

「爆発せよ、爆炎の陽炎、火竜の焔、護火竜焔剣ガーディアン・エクスプロージョン

 火の石によって焔を纏う剣を手にくるるは花苑で戦う。ここはアクション要素多め。

 そのころの地上では遺された場所ではパルテノン神殿の前でk4senと天澄セナがSUMOMO-XXを連れてこの大神殿の階段前に座っていた。

「お呼びかい?」

「月までの賃金いただくよ」

「かまわない。釈迦と蛇足のジジィに約束しちまったんよ」

「月まで行くと還って来られないけど、いいのかい?」

 k4senはコンプザウルスと面識がある。人類史の裏では語られることも黙認されてるがヴァチカンの公にはできない会議に出席したことあるk4senは教皇ディゾン・リアレストの命により配達人が必須だった。

「なるへそ、カロンの渡し船って私が適任ってことかぁ」

「すまんなぁ、面倒ごとおしづけてよぉ」

「月までの路でOK?」

「アロスの聖印を持つお前にしか頼めねぇさ」

 聖アロスの聖印を祝福を受けた黄金の英雄譚の末裔。その1人。他者の命は取らず金銀銅や香辛料などを盗んで下界の民や市民に与えてる義賊。クロヒョウのゆきぶやー。ヴァチカンが現在とある血界で封じられており、k4senは聖人として最後の任務を受けた。

「悪いね。このご時世でアンタしかいなくて。ゆきぶやー?俺と天澄教授連れて行って。でな、地上では・・・・バトラがどうにかしてくれる」

「悪くはないさ」

 パルテノン神殿から超高速粒子の光の速さで月星天にたどり着ける。

 ゆきぶやーはクロヒョウの毛皮にフードを被ってスタイルがよく成人女性。短剣と長剣を合わせて交互に双剣の使い手。聖人の称号を叙位されて聖アロスの名。

 場所は違うが、同時刻の出来事。

 某とある市のサキュバスBARにいた松本魔聖王匡生真君に電話が鳴った。

 <あぁ、心鶴かい?どうしたんや?>

 <布団ちゃん、いえ、師匠お探しましたよ!?今、どこにいるんですか?>

 <サキュバスBARにいるよ。もちろんヌキありでね。こんな世界だからこそいいじゃないの?不満か?>

 <MURASHUGAMINGがどんな状況にいるってわかってますか?師匠、布団ちゃん今の戦力差では当然人類は後遺継承にあたると思います。まさかの悪魔と契約ってお考えないですよね?>

 <ない、ない、ところでよぉ、心鶴?動くぞ。ジェラフバルト卿についてだが、至高天エンピレオにいない。俺もただ酒を飲みに遊んでるわけじゃんねぇよ>

 <電話、切ります。冷静な判断で何よりもです。>

 松本魔聖王匡生真君こと布団ちゃんは10名ほど在籍してるサキュバスBARでもちろんオプションでは身体をヌイてくれるサービスやエステ・マッサージもあるBARカウンターで酒を飲んでいた。

「VOLTROOMESと思いつつね。まぁ、純一のことはよく知ってるからな。純一と同郷で18歳で江戸に上京して幕府に仕官して戊辰戦争では2人で新政府相手に五稜郭で戦った思い出があるな。純一の名前ってだけでよぉ、土井純一が育てたVOLTROOMES創設からMURASHUGAMINGが人類の中心となって人理継続保障となってその責任を果たす時が来た」

「それによぉ、ところでよぉ、ガチな話で言うけど、これは妄想のファンタジーで書いてる訳でもなく言うてるのではない。あんだよぁ、なんていうか説明難しいんだけどこの物語ってガ”チ”イ”ク”ッ”のガ”チ”ア”イ”グ”ッ”タ”のフィクションっすよね?実在する人名・団体に関係するんすよね?布団ちゃん」

「そうだよ、心鶴。この物語は青年土井純一が未来のSTREAMERを育成するVOLTROOMES創設までが青年編の指輪戦争エンゲージリングで土井純一がジェラフバルトに暗殺を受けてがむしろ本編だ。俺はぁ、純一の遺志を紡いで飲んだくれの遊び惚けてるが、実際はあいつが遺したMURASHUGAMINGを護ると決めてる」

 白髪ですっかり年を老い重ねて白髪に白髭が目立つ二日酔いの布団ちゃんだが、心鶴は覚醒ル・シアによって地殻変動が生じて富士山が覚醒して目覚めたことでこの日本は本来の日本となることで現在、高野山を中心とした天寿院の働きで伊勢・志摩万博の計画が動きつつKGUも最後の人類継続の使命を果たすのに今の日本で唯一の場所が伊勢・志摩であること。

 心鶴は槍を手に、布団ちゃんもサキュバスに別れを告げてアサイーのノンアルコールのソーダを飲んで1万をカウンターに置いて布団ちゃんと心鶴の前に現れたのが聖アロスだ。

「時間通りだろ?」

「あぁ、待ったかいがあった。月まで一瞬で運んでくれるか?聖アロス」

「聖アロスの名前って正直マウヤケソん以来だよ。マウヤケソンソン・・・紀元前の性ロンギヌス以来だよ。聖人の方な。ロンギヌスの槍は有名だろ?私は二天一流の方がしっくり肩に馴染んでるんだよ。短剣と長剣の合わせ技が心臓に捧げよ!ってな。布団ちゃん?約束は果たすぜ」

「あ?この方が聖アロスでいらっしゃいますか?ヴァチカンが切り札で超高速超音速の脚で届ける配達人っていうのがこの方ですか?」

「せやで、心鶴。この地上で希望を配達できる人だ。鬱モコキ8人衆熾天使を狩りに行くとするか。」

「んじゃっ、手を貸して」

 超高速かつ超神速の光の速度で一瞬で月までインパーフェクトに松本魔聖王匡生真君と心鶴を運んで別れた。

「オツカレサンダー」

「まっちゃん、心鶴、死ぬなよ。私はまだやるべきことが遺ってる」

 ♪硝子の少年♪を聞きながら去っていく聖アロス。

 こうして月星天の万古刻千年城のエントランス前に着いた2人と合流する形式でk4senが第13聖典を発動してガンガンと暴れだしていた。

「僕の心はひび割れてるビー玉だけどなっ!?」

「k4senさん、コンプザウルスと戦ったの3度っすよね?」

「3回目だよ。この城はデカすぎる!?」

 k4senと布団ちゃんはこの機械自動人形のバーがズレることなくこのオートマチックのゴーレムを斃して突破していき、コンプザウルスは唯一の神祖の姫君。

 もう時間が遺されていない。

 鬱モコキ8人衆熾天使の№7破壊の獅子王がコンプザウルスと同席していた。なぜこの男がこの城に滞在してるかは理由不透明だが、熾天使の1人に違いない。

「陛下が御安泰は?」

「気にすることかい?俺は何とも言えないね。立石豊もこう狂信者で信者の俺だけどな。もこうが人生のすべて、もこうの邪魔を阻む連中は俺が社会的に殺す。ハンゼウ神父が最後に投獄される切っ掛けを作った事件を話してやろうかぁ!?」

「飯がマズくなる。用件だけ話せ」

「ヒィ、はい、はい、俺は口が堅いですよ。姫君?俺は・・・鬱モコキ8人衆熾天使人類裁定法廷メタトロニオスの関係が密で絡んでる。どっちみちメタトロンと言われてもおかしくはない」

 メンバー一の壮年でガタイの良い男性。CV竹内良太or三宅健太似のこの男は破壊の右腕と再生の左手で万物の根を崩して生命をグレートリセットさせる実力者。

 もこう信者で一番の狂信者は破壊の獅子王は金髪でその眼は真紅のガーネットの眼。熾天使の中で破壊の獅子王はあのハンゼウ神秘を監獄に送らせた実力者。コンプザウルスはその神祖の姫君は空の玉座に口づけをして黒コートを着て、ここが月の最初の試練。

「誰だ?」

 ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンンドンドンドンドンドン

 k4senが城の窓から踏み切って第13聖典というのが借り物の奇蹟であって本の奇蹟というのがk4sen自身教皇ディゾン・リアレストから与えられた聖ヴァレンティヌスという名だ。

「配信を荒らす最大の癌かよ、もこう信者の狂信者クソ豚の屑のゴミどもメェ!?角巻わ”た”メェ!?俺が来たぞ!?まぁ、MURASHUGAMING壊滅後に来たのは俺が土井純一の魂を継いでるからだ!?すべての万物の支配からその鎖を截ち切らせてもらうぜ、Vtuber・V豚・AIは人類の隷属。その上に立つ者こそ鬱モコキ8人衆熾天使俺は神自身を狩る。」

「その言葉は1000年前に聞いたぞ。聖職者」

「そうか、私を殺したのは2度。お前が3度殺すことはないと思え」

 k4senVSコンプザウルス

 ♪Tears of the Moon, Love of the Moon♪

 作詞作曲MASAYOSHIOOISHI・YUYUUTA

 The princess of the divine ancestor whom I loved only once

(The concept that humans experience the fear of death that the hunters experience, and the salvation that is more meaningful than anything else, O soul, that humanity is judged for its sins in the original sin?)

 We, all of humanity living in this universe, are fighting on this planet, and we will not give in to the fear of death with our will to live, right?This miracle will not require someone's sacrifice to change the universe, but it will be for the sake of continuing life.

(Princess of the Moon, never loved, never read the mood of the situation, Princess who bears the loneliness of the moon for the rest of her life, loved with these hands, never to be loved, bears the chain of life with these hands, swear to my lord, cut down the karma of the cross)

 The battle of the souls of all people, the poetry of the souls of all people, the meaning of life, I will surely grasp this hope with these hands, the cherry blossoms of blood, the cherry blossoms of dancing beauty, the pain of a lifetime on this moon, I will condemn it with this miracle.It is not salvation in the name of destruction.

(The original one, the birth of the moon, why is the princess of the moon crying? The red moon that ends the lifeline, the dark side of the moon, we are you are me, I am you, that belief wields the blade, ending eternal loneliness)

 Tears of the moon, love of the moon... are these really the reality? Who will kill the Princess of the Moon?

(This is the last chance, the love of the moon, why is the princess of the moon crying? The seven spirits are separated in this world, and the knife is sharp, the love of the moon, and from now on, if you eat the poison, you will conquer the poison.Please show me your mercy once in my lifetime.)

 k4senVSコンプザウルス専用の曲が流れる。

 コンプザウルスは原初の第Ⅰ魔法。ジェラフバルト卿がアトランティス宮廷時代に産んだ魔法の起源を与えた。

「2度お前は私を殺した。故あって私は鬱モコキ8人衆熾天使に救われてな。人類を裁定しに今一度、お前と対峙したかったなぁ!?」

「おい、おい、冗談はきついけど、まぁ、悪くはない感じだ。改めて申す気はないが、吸血鬼の姫様よぁ!?3度はメェはねぇよ」

「臨むところさ」

 激しい銃撃と激しいアクション。両者引きを取らない。

 互いにぶつかる思い!

「奇蹟よ、我が剣に誓いを」

 k4senの刃がコンプザウルスのエーテルの魔法が城のエントランスで大爆音が聴こえた。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

 2度斬った女だが再生速度が超回復再生だ。

「私は斃されぬぞ!」

 ODコンボから派生のAダッシュで十字キーのコンボダッシュで連続ODの隙間を見せない。格闘ゲームのコンボとスト6基本の要素。

 k4senは銃撃の弓を射るが、コンプザウルスは時間とその空間の固定を逆に再生することでエーテル値が限界を超える。

 事象異常エーテルライザー/空間殺法ブラックショア

 コンプザウルスは一筋縄ではいかない。

「切り札をこうなったらハピろう!?」

 首元の十字架がカギである。聖ヴァレンティヌスという聖人の名で承認されてk4senは覚醒状態で第Ⅴ魔法の影響か第Ⅴ魔法は本来ならヴァチカンが機密文書に秘匿されていたが数世紀前から行方が分からずに日本に伝搬していった。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

 k4senは吐血して膝をついてしまうが、神眼が動いてる。

 今、この城周辺の高密度のエーテル上昇は太陽に匹敵する。

「コンプザウルスさすがだわ!?」

「なにッ!?」

「天の聖櫃アーク・ジージェネライズ

 奥の手だ。この月星天を収める契約の箱。神の契約により聖櫃はその対象者の能力を無効化にする。異常数値のエーテルが平常に戻って立ち上がってフラフラのk4senは包帯を巻いて心臓に亀裂が入った。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホハッゴホハッゴハアッゴハッゴフォッ」

 k4senは破壊の獅子王の天拳により凶弾に倒れた。

「ハイエナ成功や、鬱モコキ8人衆熾天使の眼は誤魔化せへんで。」

「聞け、人類の罪を裁く裁定者の1人、俺は鬱モコキ8人衆熾天使が1人№7破壊の獅子王や。ハンゼウ神父とホロライブを壊滅させた男で知られてる。俺は3女神の1柱ヴェスタニエ家の開祖ジェラフバルト卿(マルドゥーク・ファンス・エヴァンス・ジュリア・ヴェスタニエ)の先祖JULIAの子なり!?ジュリアの子にして俺はヴェスタニエの血筋が流れてるが俺はもこう信者の狂信的な狂信者の1人。」

「お前かよ!?」

「お初ですかい?まぁ今は戦闘しない方がいい。人類裁定法廷内メタトロニオスで待ってる。俺ら8人を超えて見せよ」

 布団ちゃんと心鶴が来ると血まみれでk4senが倒れていた。

 ―――――月星天の次は火星天―――――

 その前にMURASHUGAMING壊滅したのは事実だ。

 約300年間も歴史を築いたMURASHUGAMINGは滅亡した。

 くるるは火星天に向かう。

 星川サラはくるると別れた。

「お前は先に行け」

「なに、私は追いつくが、その手前やるべきことがあってだな」

「じゃぁ、先に行ってるわ」

 くるるは人類裁定法廷内メタトロニオスに向かう。

 星川サラはここで別れた。

 最終章Ⅱ響け虹のエニカラーズ・ハート白銀に散る如し



 

 

 

 




 


 

 



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