ご近所がご挨拶してくる系引っ越し女子
プルプルの子が私の私物を綺麗に片づけてくれた。
この子は良いプルプルだったね。
足の代わりになってくれてるプルプルを撫でると犬みたいに目?を細めて嬉しそうにしてくれる。
かわいい!
ぴんぽ~ん
「( ,,`・ω・´)ンンン!」
来客だ。
さくちゃんが帰る前にマンションの住人が引っ越しのあいさつに来てくれるらしいことを聞いてたからね。
先輩の皆さまと主任マネージャーが数人、交代交代であいさつに来てくれるらしい。
本当は私があいさつをしに行くべきなんだろうけど、気を使ってくれてる。
プルプル君にお願いして玄関まで出る。
鍵は開いてるので勢い良く開ける!
ばちーん
「んぎゃあ!」
「( ,,`・ω・´)ンンン?」
なんかぶつかった?
「あ~、えっと、にいちゃん大丈夫~?」
「んぎゅう…痛いだけで大丈夫…ぐぎぎぎ…」
「( ,,`・ω・´)ンンン?」
ぶつかっちゃったみたい。
ごめんね
「ご、めね?」
「あら~大丈夫よ。にいちゃん頑丈ですし。ね?」
「だいじょうぶ!心配するな!」
「ね?」
よかった。ケガしてたら申し訳ないからね。
プルプル君にお願いして触手で扉を止めてもらう。
「どぞ!」
「おじゃまします。」
「お邪魔する!」
二人がリビングに向かったのを確認してあとに続く。
冷蔵庫にさくちゃんが用意してくれた各個人への飲み物があるからそれをもってリビングに向かう。
元からあったチェアー&テーブルについてる二人に飲み物を渡して対面につく。
「まずは初めまして。私はさくらちゃんと同期の
背が高くて幅の広い帽子をかぶっていた女の人はおぼろ。
スレンダーな体に綺麗な声とクールな感じだけど話し方はゆったり聞かせる話し方で怒るとこわそう。
真っ白なワンピースに水色の長ズボンを着てておしゃれな気がする。
「同じく一期生の
背が小さくて頑丈なのがにい。
胸だけを隠す胸巻き?みたいなのに加えて、ズボンまでパンツみたいに短い。けど、全身に黒いタイツ?を着てて肌が見えるはずの場所が全部真っ黒。
じっとこっちを見る目が赤いのと、見えてる髪と顔が白いから…えっと、なんだっけ?色素異常のあの白いやつなんだって思った。
怒るとこわそう。
「にいちゃんは3姉妹の長女なのよ~全員にいちゃんに似ててかわいいんだから!身長以外は」
「なにおう!?あー、そんなこというならおぼろの胸がまな板だって言っちゃおうかな!」
「…にいちゃん、あなたねぇ…さすがにそれは言いすぎでしょうが!確かにカップ数を測ってもAAA未満だって言われるけど!言われるけどぉ…」
「胸がないくらいいじゃない!会社の福利厚生でみんながキャンプ配信とか旅行で旅館配信してる中、私一人でぼっち配信だよ!?体質的に身長が伸びない上に長期的にかかり付け医が居ないと危ない私より単に胸がないことがどれだけいいことなのかわかってる!?」
「はあ!?にいちゃんの体質は同情するししょうがないことだけど、身長に対すること言ってるのに胸がないに付随してその他のことを言うのは違くないかなぁ?」
「だから!私が言いたいのは!ほかにも我慢してる私より胸がないことだけを我慢してるおぼろに馬鹿にされたくないって話なの!」
「私が行ったのは身長が小さいってことだけでそれ以外は何も言ってないでしょう!?なんでそれ以外のことを言うの!?」
なんか喧嘩が始まったんだけど…
雰囲気的に身内ノリみたいな喧嘩だから口出しできないし…
あ、そういえば一期生の主任マネージャーさんがこの後来るらしいから全部投げよ。
来るまでは…先輩たちの初配信で見とこ。
あとがき
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