恋愛ものについて
どの小説もそうですが、作者自身の経験や外部からのインプット、時には取材なりで得た知識で物語を作っていくのだと思います。
ただ例外としてファンタジー系に関しては、多少の知識は必要になろうかとは思いますがおおよそは想像力が強く働いているのではないでしょうか。
本題である恋愛・ラブコメ小説などはやっぱり作者自身の持っている恋愛観が強く影響してくるのだと思います。それに基づいた物なのかどうかはわかり兼ねますが、実際に面白い作品も数多く存在しているようです。
では。恋愛観がよくわかっていない、恋愛感情を持たない人間、仮に好意を持たれていても気づく事のできない人間はどのようにして書いているのか。
大体は「こんな感じなのかな」と想像して書く事はできますが、結局のところ想像は現実を越える事はできないでしょう。そういった小説は見る人によってはものすごくふわっとしていて不自然で、浮世離れしているように感じるかもしれません。
なぜそういった客観視ができるのか。
何を隠そう私自身が前述の恋愛感情を持たない人間だからです。相手に必要以上の感情を持つ事ができず、反対に好意を持たれていてもそれに気づくのは相手が去った後。そのような事ばかりでした。
そういう適正がなかったのだなと諦めてこれまでを過ごしてきました。
でもやっぱり、皆が普通に持っているような気持ちは羨ましい。
普通ではなかったからこそ、そうなりたい想いが強くなりすぎてしまった。
書いてみたいな。ドン引きされてもいいから書いてしまいたい。
そんな人間が一人紛れ込んで、へんてこな恋愛とも言えるかわからない小説を書きはじめてしまった。イレギュラーとしてはそれもまた面白いですよね?
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