147――【エ】

 洗面所から彼女の悲鳴が聞こえた。

「どうした?!」

「何なのこれ?」

「エェェェ?!」

 服を脱いだ彼女の体に、カタカナの【エ】がびっしり付いていた。

「と、とりあえず洗い流してみよう!」

 僕は彼女の体にシャワーをかけた。【エ】は消えた。一安心だ。そして目の前には素っ裸な彼女。うん。

 エ、ロス。

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