141――ヘアスライダー

「一本の髪の毛を滑り降りて、先に肩まで着いた奴が勝ちだ!」

「負けないぞー!」

「我、無敵」


 小さな謎の生物が人間のセミロングヘアで遊んでいた。


「ぎゃ! 毛先パーマだった!」

「ヒャッホー! キューティクル最高ー! 僕の勝ちー!」

「我、無力」


「我のおっさん落ちた!」

「ダメージヘアは切れるよー」

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