『高校三年生になれば、こんなどうしようもない厄災が誰にでも訪れる可能性があるよね?』は、「高校三年の始業式の朝に、彼女にフラれ、しかも家庭教師にNTRされていた」という最悪のスタートから、主人公が自分の感情と人生を立て直していく過程をねっとり丁寧に追いかける青春ラブコメディです 😇🔥
まず強く印象に残るのは、主人公・和也の“語り”です。ショック・怒り・未練・自己嫌悪・皮肉・開き直り……そういった感情が一人称の中でぐちゃぐちゃに混ざり合っていて、「ああ、高校生のときってこういうふうに頭の中がうるさかったな」と思い出させてくれるリアルさがあります 😂💬
また、この作品が良いなと思うのは、NTRや裏切りを“ただのざまぁ要員”として消費していないところです。元カノの行動も、家庭教師の存在も、単純な悪役として切り捨てるのではなく、「なぜそうなったのか」「そこにどんな感情があったのか」を少しずつ掘り下げていく構成になっていて、読んでいくうちに“単なる被害者/加害者”では割り切れない人間臭さが見えてきます 🧩💔
NTRという強いフックを持ちながらも、最終的には“青春の再構築”として読めるのが、この作品の一番の魅力です 📚🌟
明るく人気者。誰からも親しまれる山田和也は、高校生活の集大成を迎える春、ある光景に打ちのめされる。
それは――愛した少女が、他の男と笑い合う姿だった。
しかも相手は彼女の家庭教師。道ならぬ関係を見せつけられた形の山田は、怒りと悔しさの中で、誤魔化すように自分を保とうとする。
春休み明け、新たなクラス分けの掲示板の前。笑顔を絶やさず、友人たちと語らうその裏で、彼はひた隠すように自分の感情を押し殺していた。
だが、ふとした機会に再会する。
そこにいたのは、彼の知らないほどに静かな彼女だった。
青春の痛みと、未練と、ほんの少しの期待が交錯する物語。
作者様に、期待とお願い。
とても描写や時系列が細かく、確かに嫌な過去を思い出し誰かに話す時ってこんな感じだなと主人公に読みながら感情移入できる今までにあまりNTR作品には珍しい作品だと面白く読ませて頂いています。
読者さんによっては、経過を2・3話でまとめその中で理由・結末・主人公の気持ちをテンポ良く進めその後の生活中心で流れ、復讐やざまぁなどが自覚・無自覚にどちらかで行われていく結末へ進み、主人公のハッピーエンド、そしてサクッと風邪の噂程度の寝取り男と浮気女の結末が好きな方には少々苦手かも知れませんが頑張って完結させて貰いたい作品です。
お願いとは、もし作者様に少しでも引っかかって貰えるなら、きちんとしたざまぁや復讐の結末と、前述で書いた様に、よくあるサクッとした浮気女と寝取り男の結末とその後ではなく、主人公の描写の様に、変化のきっかけ、崩壊する日常と未来・後悔・その後の地獄を、作者様に負担がかかると申し訳ないので浮気女を中心におまけ程度に寝取り男を絡ませ描いて結末として欲しいかなと希望しています。
しTrueENDとしては、未来で、必然的に何処かで主人公の人生と浮気女の人生がクロスして、主人公は気づき最後にどんな事を思い言葉にするのか?全く気づかないのか?ゴミを見るようにあしらい決して許さないのか?浮気女はどんな行動をするのか、どんな言葉を発するのか?何も気づかずただ自分は悪くない間違っていない騙されただけと救いようもなく停滞しているのか?を描いてまとめて欲しいなと思っています。文体もとても特徴的で心の描写を理解しやすいのでこんな結末まで描いて貰えたらとても完結して読み終わった後に主人公の人生を追体験したような満足感がありそうなので。
本当に、頑張って下さい。応援しています。