インクブック症候群に関して

【流行り病に関する資料】

【1】

本項はインクブック症候群に関するものである。


この病は人類の脅威ではなくなった。

人類が本を必要としなくなったが為に、

私達はこの危機を脱したのである。


これは、悲劇である。

もう、後悔する者こそいないなど、

悲劇と言わずして何と云おう。


【2】

政府の初期動作は悪手であった。

それにより、支持率や信用を失い、

「情報庁」に覇権を奪われたことを考えれば

もはや致命的ともいえるだろう。


【3】

(削除要請を受理したため、該当文面を削除して発刊しています。)


【4】

その悲劇を回避した6人の彼女ら。

彼女らの処遇は毎年のように検討されている。

しかし、彼らの保護をした当人であり、

検討委員会に情報庁庁長として参加している

カーヴァンク氏が首を縦に振らない限り、実現はないだろう。


2027.03.

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