「飲み干した未来」#雲の詩沫より

ある博士が「もう地球に住めない」と言って早数年。みなみな宇宙船に乗って、新天地を求めに行った。僕は少しでも地球で暮らせるよう研究している。博士も同じだった。迫り来る恐怖に耐えながら毎日、願った。この星に未来がありますように。そうして僕は地球と共にカラリと干涸らびた。

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