2章
閑話
007話
ネフィリムが次元歪曲で抜けた先、エアフィダール迷宮の西から多種族共存する国ダワザベーラで体制を立て直そうとしていた。
『なんて厄介な毒だ……このままだと死んでしまう。なんとかせねば』
しかし、次元歪曲のひずみを感知した冒険者パーティー、ユマ、イチバネ、ドワイス、フェルノア。その場所は地中まで繋がる洞の奥、通常では気づくことの出来ない場所にあった。
4人の冒険者パーティーは、異様な魔物の気配を追って奥へ奥へ進んだ……そこで見たのは満身創痍のネフィリムだった。
『くっ、なんでこんなところに人間どもが……あやつ……神官か……あれを喰らえば毒を浄化できるかもしれん』
「イチバネ、あれは堕天使ネフィリムよ」
「なんで魔王がこんなところに……」
「儂たちで抑えるしか無いぞ」
ドワーフのドワイスは巨大な盾を前方に突き出した。
「ユマ、フェルノア、サポートを頼む」
「「はい」」
光のような疾さで駆け抜けネフィリムを一刀両断、大きなケガを負っていた魔王は成すすべもなく冒険者の前に倒れた。
『グゥぉぉぉ……あの蜘蛛レオンめぇぇぇ、アウラめぇぇぇ。恨めしいぞ……恨めしいぞー』
ネフィリムは塵となって霧散した。
「すごいぞ、驚異のレベルアップだ。もしかして俺たち人族最強になったんじゃないか」
「イチバネ、儂はドワーフだからな。ドワーフ最強かもしれん」
「強さなんてどうでもいい。森を愛する人を守るのがエルフのつとめ」
そしてイチバネたちは凱旋し魔王を倒した『勇者』としての勲章を手に入れた。
あれから5年、インフェルザンには4人の銅像が立てられそれぞれの生家に帰っていった。しかし、ドワーフのドワイス以外はその地を離れ旅に出たと風の噂で流れた。
エアフィルダール迷宮の出入り口周辺はネフィリムが出なくなったことで平和となった。人族を中心に連れ去られ糧にされていたが、迷宮内の強い魔物に鈍感な弱い魔物だけが生息するようになったのだ。
数年の時は人々に平和ボケを与え、稀に
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