第8話 迷子の子供?誰の子?

秋季大会も終わり、11月。

秋季大会は、決勝まで行き、優勝を決めた。

来年春には、甲子園でセンバツに出ると連絡があり、ようやく俺達も報われた。

そんなある日のこと、道で子供が泣いてた。

3才の男の子だった。

大丈夫かい?と声をかけた。

けど、男の子は、「おねぇちゃん~」と泣き続けて居た。

すると、洋一が来て、男の子に声をかけた。

すると、母親に言われて、おねぇちゃんを探してるとのことだった。

そして、男の子の保育園の名札には、ゆみおからいとと名前があり、弓岡千春の弟だとわかった。

そして、急いで、グラウンドに行った。

来斗君は、泣き止み、洋一と楽しく話していた。

グラウンドに着いた。

1年と2年が、来春の甲子園に向けて練習中だった。

そして、来斗君に、お姉ちゃんいる?と聞いた。すぐに、「おねぇちゃん!!」と見つけて、喜んでいた。

練習が、休憩に入ったので、グラウンドに入った。

ナイン達は、この子誰?となってたけど、

来斗君が、「ゆみおからいとです」とかわいい声で自己紹介すると、かわいいーとなっていた。

千春ちゃんが、「国松先輩、松山先輩ありがとうございます。すいません!部活終わったら迎えに行きますので、先輩達のマンションですこし預かって下さい」とのことだった。

姉は、忙しく、母も居ないためらしい。

とりあえず、洋一の姉の美保に連絡して貰い、来斗君を預かってることを伝えてもらった。

そして、部活が終わり、千春ちゃんが、来斗君を迎えに来た。

来斗君がまた来たいと言っていた。

今後まだ、千春ちゃんは、マネージャーとして1年ある。だから、時々なら良いということで、OKした。

そして、夜。

洋一に、ある話をした。

いつか、俺達の子供が欲しいなぁと。

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