HollowQuest編 第1話 ぷロろぉグ0

「えっ!もう少しでお兄ちゃんに会えるの?!」

ツインテールの少女ははしゃいでいる。

「馬鹿。あくまでもう少しすれば会う目途を立てられる状態だ。会えると決まった訳ではない。」

椅子に座った少女は答える。

「でも、エクスバースちゃんも会いたいでしょ。それはそうだもんね!私たちはお兄ちゃんとやり直すために生まれたんだから、お兄ちゃんを好きになるようになっているんだから。」

ツインテールの少女がそう言うと、椅子に座った少女エクスバースは顔を曇らせる。

「でもでも!お兄ちゃんと一緒になるのは私だからね!ふふん、私が4人の中で1番自分の気持ちに素直だからね。なんたって、私は“喜び”の感情エクステラだからね!」

ツインテールの少女エクステラは笑顔ではしゃぐ。

「はぁ、まったく…お前はそういうやつだったな。」

エクスバースはため息をつきながら、腕を組み説明した。

「これは転送装置だ。制約はあって関わりのある所に転送されるというわけだ。まぁ、突貫工事だし、割と出来は不安なんだがな。」

エクスバースがエクステラの方を見るとすでにいなく、転送装置に入っていた。

「これでいいんだよね。わぁ、お兄ちゃんに会えるのが楽しみだなぁ。」

「待て!それはまだ…」

完成していないと言いかけたところでエクステらは消滅してしまった。

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虚~ホロウ~Project 虚無の始まり[新編版] 虚無~うつな~ @endenemy

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