第35話 9月16日 金曜日3
「何とかなったみたいで良かったよ」
「あと、試験も先輩の言っていた通りのものがあって助かりました」
「マジか」
ペコリと頭を下げるココ。って、まさかの俺が教えた。話したものが試験にとは――どこでも同じようなものなのだろうか?あれ?それは――高校くらいまで、下手したら中学くらいまででは?大学だとさすがに重なるってことは――などと俺がちょっと考えていると。ココがさらに話を続けた。
「はい。あっ、あと。先輩の言っていたマークシートは見直せ。あれホントにでした。慌ててて一列ズレているところありまして、セーフでした。そして無事に単位ゲットです」
「そんなことまで役に立ったか」
「はい。あっ、先輩は夏休み何していたんですか?私は試験終わったら家の用事があってすぐに帰って――まあのんびりしてました。だらけましたね」
あははー。とココがちょっと恥ずかしそうにつぶやく。
「まあ俺も似たような感じか。放置プレイくらったし」
「ほ、放置プレイ?」
おっと、ちょっと余計な事話した。と、はじめは思った俺だったが。でも何故かココと話すのは何の苦も無く話した。
「実はな――」
あっ、あれか。これはドーナツ最強ってやつか。気分がいいからか。ということで、すらすらと夏休みの事を話す俺だった。
そしてココの方も話す――という感じで、今日のドーナツ屋での時間は、あっという間だった。1人の時は時間がゆっくりな気がするが。話しているとホント早い。あっという間に――だった。
ちなみにお姉様の妨害は――そういえばその後はなかったな。お店に他の人が居たということもあるだろうが。閉店の時間まで絡んでくることはなかった。
さすがに帰る時はなんか――『今日こそアツアツの夜?』とか意味の分からないことをココにささやいて――『そ、そんなことないですから!』ココをまた慌てさせていた。って、お姉様よ。そんな関係じゃないから、それにこの後はいつも通り駅まで一緒に行ってさようならだから。ホント勝手なことを言わないでくれ。もし誰かが聞いていたら――俺が怪しまれるというか。変な人に思われそうだから。マジで最近のお姉様いろいろ言うからね。
ということで、帰り際、少しお姉様とココが言い合っている?話してから。俺とココは桑名駅へと向かって話しながら歩き。駅で別れたのだった。
その後は特に問題なく。家まで到着だな。ココの方も――無事に帰れただろう。連絡先を知らないからそういう確認はできないが。でも大丈夫だろう。
★
これは翌週の事だが。先に少し話しておこう。
翌週。俺は悩んでいた。何を悩んでいるのかって?いや先週の金曜日にココからお土産と言いもらったお菓子があっただろ?
それに関してなのだが、家に帰ってから何となく商品を調べて見たら、すぐにお菓子はヒットしてわかったのだが――そこでだ。値段をちゃんと調べて見たら――まあそこそこのお値段とわかりましてね。
「あれ?さすがにこれ――お礼というのか。ドーナツ屋だけで会う奴に渡すには高すぎませんかね?俺さすがにもらいすぎでは?」
と、言うことに考えがなり。さすがにもらいすぎだから俺も何か――って、このままいくと、ずっと2人でこんなやりとりになりそうな予感はしたが。でも、さすがにもらいすぎ。返してもらいすぎがあったので、俺は翌週ココに何か渡そうと考えていたのだった。
えっ?ココが来るのは何故確定しているかって?それは――次話そうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます