概要
こんなダンジョンは嫌だ。
2090年、科学技術の発達により人類は神へと進化した。『飢餓』『疫病』『死』は、すでに乗り越えた。暇を持て余した人類は刺激を求めた。そして、世界中の”神”は『ダンジョン』を創り出した。そこにはありとあらゆる苦難が存在する。体を蝕み続ける病、渇くことのない飢え、常に隣り合わせの死、そして、凶悪なモンスター。しかし、神が『ダンジョン』に挑むことはなかった。あらゆる格差が広がり、神になれなかった”人間”を『迷宮配信者』と名付け『ダンジョン』に送り込んだ。『迷宮配信者』達は富豪の見せ物として『ダンジョン』の様子を撮影し続ける、命が尽きるその時まで……だが、同じ悲鳴、同じ死体、同じ命乞い。繰り返される『配信』に飽き飽きした神は、『迷宮配信者』一人一人に、ランダムな『スキル』を与えることにした。すると、
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