とびら
@yatumi
本文
ある静かなところに、なんまいも、なんまいも、同じ扉が並んでる。
昔は毎日、たくさんの人がここを通ってて賑やかだったんだけど、
今はもう、人がほとんど通らなくなっちゃった。
いつからこうなったのかな?
いつからか、扉に見えない門番が立つようになって、
またいつからか、少しずつ、扉に鍵がかけられるようになった。
あぁ、寂しいなぁ。
今日もまた主の男の人が、扉に鍵をかけに来る。
ふらぁ〜っと歩いてきて、造作もなく自然に、がちゃがちゃ、っと扉に鍵をかけた。
鍵をかけられて、開かなくなってしまった扉。
そこに貼ってあるプレートには、
"こころ"と書いてある。
とびら @yatumi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。