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  • 二十二 高橋への応援コメント

    拝読しました。1997年放送大河ドラマ毛利元就。尼子経久を緒形拳さんが演じていて。カッコイイ!と思っていました。脚色だと思っていましたけれど…御作を読んで本当に尼子経久ってカッコイイ!のですね。

    作者からの返信

    大河「毛利元就」の緒形拳さんは、まさに梟雄って感じがして凄かったです。
    拙作の経久も、あの経久をイメージして書いておりました^^;
    実際カッコイイと思います!

    ありがとうございました。

  • 三十八 三矢への応援コメント

    若き日の敗北と貧困、兄弟の死、そして戦場での孤独な勝利を経て、元就が精神的に成熟していく過程が丁寧に描かれる。修羅に堕ちかけた己を振り返り、「終わらせる」ことの意味を噛みしめる姿は、「生き残った者」の重みを帯びていますね。
    完結お疲れ様です。元就の成り上がりを堪能させていただきました。

    作者からの返信

    毛利元就は、厳島の戦いで知られる戦国大名ですが、実はこの、初陣以降から安芸の領主になるまでが一番キツいし、切れ味が凄かったと思います。
    そこを描くにあたって、尼子経久というラスボスがことあるごとに立ちふさがり、そしてそれを乗り越える=終わらせることこそが、元就の得たものであり、今後も護持していくものだ、というストーリーにしました。
    経久は死し、元就は生きて、そして「生」を紡いでいく……相剋を終わらせて。
    その辺に重みを感じていただけたら、作者として、これほど嬉しいことはございません。

    ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

    ではではノシ

  • 三十七 謀神への応援コメント

    毛利元就の老獪さだけでなく、尼子経久の老境の悲哀や、吉川興経の愚鈍さ、秀綱の察しの良さなど、敵味方ともに立体的な人物として描かれていますね。

    作者からの返信

    元就が謀神となる物語ですが、裏の主人公は経久です。
    ですので、経久が凋落し、落ちていくところも描かせていただきました。
    この頃の吉川はほんとうにダメダメで、敵味方両方から失笑を買ってました。
    亀井秀綱は、ある意味、狂言回しですので、終盤にあたって、序盤にあれほど盛り上げっていた主君が、落ちていく様を冷静に見つめる役をやってもらいました。

    ありがとうございました。

  • 三十六 向背への応援コメント

    経久と詮久の関係を軸に、「経験と洞察」の経久、「覇気と野心」の詮久が衝突しながらも補完する関係性が描かれる。経久が詮久に主導権を譲りつつも、背後から支えようとする姿勢が、老将の苦悩と愛情をにじませていますね。

    作者からの返信

    詮久は掛け値なしの英傑で、経久としても満足いく跡取りだったと思います。
    だから、こういう祖父と孫として描きました。
    理想的な後継ぎであり、このままうまくいけば、尼子による天下取りも夢ではありませんでしたが……惜しむらくは安芸に毛利元就という怪物がいたことですね。
    かくして、詮久の天下取りは途絶されてしまいます。

    ありがとうございました。

  • 三十五 対面への応援コメント

    経久が首と向き合う場面で経験する幻視は、過去の謀略の報いとしての象徴的な描写。自らが策により多くの命を葬ってきた重みが、塩冶興久の首に投影されていますね。

    作者からの返信

    いろいろありましたが、実の子の首との対面って、相当「来る」ものがあると思うんです。
    さしもの梟雄も、そういう状況では、魔に魅入られるかもしれない……あるいは、そういう心になってしまうかもしれない、そういう瞬間を描いてみました。
    象徴的とおっしゃっていただき、嬉しい限りです。

    ありがとうございました。

  • 三十四 人質への応援コメント

    太郎を人質として「活かす」という妙玖の提案は、最悪を想定しつつ、敵の性格と情勢を見越した現実的な策。元就の懸念を見透かしたような言葉運びや、立場をわきまえた慎みの態度から、内助の功では収まらぬ「共に戦う者」としての在り方が滲み出ていますね。

    作者からの返信

    そうなんですよね。
    太郎は安全装置として機能させた方が、変に吉田郡山城にいるよりいいと思うんです。
    そこを気づくあたりが、妙玖の「共に戦う者」としての心遣いだと思います。

    ありがとうございました。

  • 三十三 山口への応援コメント

    義隆は己の戦下手を自覚し、軍事は優秀な家臣に委ねつつ、文化と外交を基盤にした国家構想を明かす。彼の「京へ行くのではなく、京を呼ぶ」というセリフは、西の覇者としての誇りと独自の政治哲学を象徴していますね。

    作者からの返信

    義隆は文化や商業についてはかなり優れた君主だったようです。
    軍事は苦手でしたが、そこは陶晴賢がいたから何とかなりました。
    何とかならなくなった時が彼の最期でしたけど。
    文弱で柔弱な君主、と言われがちな義隆ですが、こういうところは評価してあげないと、と思います。

    ありがとうございました。

  • 三十二 遠交への応援コメント

    秀綱の低姿勢から始まる会見は、謀臣らしい老獪な演出であり、頭を下げることで交渉の主導権を握る構造が上手く演出されている。元就はそれに気づきながらも「受け入れるしかない空気」に追い込まれ、その駆け引きの緊張感が伝わってきますね。

    作者からの返信

    亀井秀綱は、尼子経久の謀臣として、それらしい演出を心がけたキャラです。
    元就も、一度は圧倒した相手ですが、それにこのような底がまだあるとは、という空気を感じさせる、なかなかの相手として。
    そこをお褒めいただき、恐縮です^^;

    ありがとうございました。

  • 三十一 叛乱への応援コメント

    我が子に裏切られながらも即座に「どう活かすか」と思考を切り替える経久の人物造形が、戦国時代の非情さを体現している。「怒りの感情」と「策略の論理」が同時に存在することで、彼の「梟雄」としての魅力が最大限に引き出されていますね。

    作者からの返信

    ここからの尼子経久の外交は、本当にマジックとしか言いようがありません。
    よくこんなことを思いついたな、というところと、それを本当にやってしまうところが……おっしゃるとおり、「梟雄」なんでしょうね……^^;

    ありがとうございました。

  • 三十 侵略への応援コメント

    元就は尼子家の遠征を利用し、敵の注意が逸れている隙を突いて、二正面作戦を敢行する。その上で、高橋家を内部から崩壊させるため、大内家との連携や偽装工作を周到に仕組んでいましたね。

    作者からの返信

    この辺の元就の立ち回りは、いろいろと推測するしかなかったので、ほぼ創作しております^^;
    高橋家への切り崩しはやっていたみたいで、それはこの高橋家攻略の「締め」にあらわれてきます。
    果たして、元就のやり様は……。

    ありがとうございました。

  • 二十九 策動への応援コメント

    毛利の介入、大内との対立構図、尼子家の戦力配置――すべてが緻密に絡み合い、地政学的厚みを持つ。「唇亡びて歯寒し」や「五倍の敵を討てるのか」などの表現が、戦の機微と現実味を伝えていますね。

    作者からの返信

    ちょっとした三国志みたいな状況になっている、この時代の中国地方です^^;
    なので、それっぽい表現を使って描いてみました。
    お褒めいただき恐縮です^^;

    ありがとうございました。

  • 二十八 復古への応援コメント

    石見銀山という経済的利権をめぐる交渉が、軍事や外交の文脈と有機的に結びついているのが良い。元就の説得に銀の利をぶつける興房の一言「銀が欲しゅうないのか」が、最高に効いていますね。

    作者からの返信

    石見銀山は、のちに元就がその獲得を目標とするぐらいの「利」ですからね。
    それを出されたら、高橋家との経緯はともかく、のどから手は出るでしょう^^;

    ありがとうございました。

  • 二十七 動揺への応援コメント

    久幸は、興久の真の動揺に気づかずに帰るが、「それに気づける」ように配置されている構成が良い。元就と妙玖の会話も、「冷たい」と言いながら夫の本心を悟る妙玖の視線が、言葉以上の温度を物語っていますね。

    作者からの返信

    興久は大内を利用するつもりでいたのですが……その大内でのアクシデント。
    もうみんな、「それどころではない」状態になってしまったので、興久としてはみずからが渦中の人であることをのがれます。
    のがれて、さて、どうなるのやら……。

    元就は、もし事故で亡くなったのなら仕方ないし、それに非を唱えても、ついてくる家来や国人がいないかもしれないという計算もあります。
    それでいて、確認するまでは死を受け入れられないという悲痛な逃避をしているかもしれない……というのを妻に察せられています。

    ありがとうございました。

  • 二十六 交錯への応援コメント

    秀綱が山口にいるからこそ攻めず、一時解散を提案する毛利の動きは、派手さはないが鋭い戦略的判断。この判断によって、秀綱の体面が保たれるだけでなく、大内の政変に巻き込まれるリスクも回避されていますね。

    作者からの返信

    元就としては、娘のことで帰りたい、兵糧や戦費も気になるという、裏事情もあったと思います。
    けれども、こういう戦略的な判断もあって、軍の解散も提案したのでしょう。
    こういう好判断が、果たして今後にどう影響するか……。

    ありがとうございました。

  • 二十五 落日への応援コメント

    戦局をただの勝敗で捉えず、大内義興の心理と人生観にまで踏み込む経久の洞察が鮮烈。和睦を「成立目的」でなく「情報収集」として使う老獪さも光り、人心を読む達人としての深みが際立っていますね。

    作者からの返信

    経久は義興の上洛戦につきしたがっているわけですから、ある意味、知り尽くしている相手。
    その相手がどうなっているかということを知悉しており、和睦は
    「確認作業」に過ぎない……そして、義興がどうなっているかまで、悟っているところが、経久の恐ろしさ、というところです^^;

    ありがとうございました。

  • 二十四 悲劇への応援コメント

    政治の駒にされる立場にありながら、娘が最後に自らの意志で命を絶つことで話を締めくくる。「犠牲」ではなく「拒絶」としての死が、彼女の尊厳と意思を鮮烈に浮かび上がらせていますね。

    作者からの返信

    彼女は、この時点で亡くなったらしいのですが、詳細が伝わっていません。
    それゆえに、こうしておのれの意志を通す形にしました。
    彼女としては、これで毛利家を、そして高橋家をも救ったと思っているのですが……。

    ありがとうございました。

  • 二十三 悪手への応援コメント

    高橋家内部の力関係の構図が、微妙な力学として丁寧に組み立てられている。名目上の命令と実質的な更迭、城代交代の策謀など、戦国武家における「表」と「裏」の命令系統のあり方がリアルですね。

    作者からの返信

    高橋家内部でも、相当悩んだんじゃないかと思います。
    勃興する毛利家相手に、どこまで譲歩するか。
    城代の交代などは私の創作ですが、こうして名目上は人事異動にしておいて、事実上の更迭というのは、あったのではないかと思います。

    ありがとうございました。

  • 二十二 高橋への応援コメント

    冷静沈着で現実を見据える当主・興光と、誇りと感情で動く重光との対比が鮮やか。
    単なる意見の衝突ではなく、各人の立場・心理・過去の重層的背景が丁寧に積み重ねられていますね。

    作者からの返信

    高橋家のこの頃の動向というのが不明なので、いっそのこと、自由に描いてみようと思って書いてみた、当主と叔父の対立劇です。
    戦国武将らしく冷静に時勢を見抜く者と、やはり戦国武将らしく家柄や誇りに重きをなす者。
    その対立が、不安と不穏をかき立てるのではないか、と思いまして。

    ありがとうございました。

  • 二十一 塩冶への応援コメント

    尼子家内部の「詮久継承路線」と、それに脅威となりうる興久の存在を並行描写し、政権構造の脆さを浮き彫りにしている。親子関係でありながらも、主従関係に戻る場面は、封建社会における血縁と制度の断絶を象徴的に表していますね。

    作者からの返信

    親子兄弟であっても、君臣であること。
    これをちゃんとしていないと、それがまた下剋上というか、跡目争いにつながります。
    ましてや興久は、名門・塩冶家へ養子に行かされたので、なおさら「尼子ではない」というところを強調されていると思います。
    ……理屈ではその通りですが、果たして興久の感情はいかに。

    ありがとうございました。

  • 二十 退陣への応援コメント

    兵糧を断つことで敵軍を瓦解させるという、毛利元就の用兵の妙が主軸となっている。物資を断たれた軍が現地調達すら阻まれ、撤退せざるを得なくなる展開は、兵站の重要性を深く印象づけていますね。

    作者からの返信

    単なる奇襲だけだと、一発屋と思われて、大内が本気を出して大軍でやり返せば勝てると思われてしまいます。
    そこを、兵糧を押さえてしまえば、まさに死命を制することができます。
    付け加えて言えば、元就は、義隆の部隊は陽動の囮と理解しており、ガチで戦わないと読んでいるので、兵糧を狙ったのでしょう。

    ありがとうございました。

  • 十九 夜襲への応援コメント

    元就は嵐を待ち、偽装退却と本陣強襲、別働隊の兵糧攻撃を重ねるという三段戦術を巧みに展開している。奇襲だけでなく、情報操作と間接的な心理揺さぶりも重ねられ、完璧な作戦構成ですね。

    作者からの返信

    そうなんです。
    ここまで手の込んだ夜襲で、またしても少数で多数を翻弄しています。
    元就って、厳島のあたりで謀略が際立ったので、謀神って言われていますけど、実は軍神の方がに二つ名にふさわしいんじゃないかと思います^^;

    ありがとうございました。

  • 十八 雨夜への応援コメント

    元就はただ策を練るのではなく、撤退中の敵軍心理、陶興房の体面、家臣の名誉まで織り込んで戦略を構築する。それぞれの武将に見せ場を与えつつ、実利も得るという精密な采配は、まさに指揮官としての理想像を体現していますね。

    作者からの返信

    この時の元就の「差配」は私の想像です。
    ですが、これぐらいのことはしてそうだなと思って、このように描きました。
    実際、夜間の雨中の奇襲は、ちゃんと尼子家と打ち合わせした上でやっているみたいだし、ということは経久もゴーサインを出しているから、これぐらいの気配りはした上でやっていると思います^^;

    ありがとうございました。

  • 十七 義隆への応援コメント

    義隆の父・義興と、家臣・陶興房は、それぞれに「親心」を抱きながら、若き義隆を戦場に送り出している。だが義隆はその心を汲みつつも、配慮に甘え、戦意を持ち切れない未熟さを見せる。このすれ違いの構図が、権力と成長の葛藤を浮かび上がらせていますね。

    作者からの返信

    義興は覇王として賢君として十二分の武将であり、息子の義隆への気遣いも素晴らしいものだと思います。
    義隆も悪くないとは思いますが、どうもその父に、老臣に甘える傾向があり、その甘えが、彼を鈍麻させます。
    補佐すべき老臣・陶興房も、欲目で判断してしまい……その陥穽を、虎視眈々と謀神に狙われています^^;

    ありがとうございました。

  • 十六 策動への応援コメント

    軍議の場が、国人たちの帰属意識、尼子の影響力、安芸支配の行方などの「国政」の揺らぎとして機能している。撤退すれば未来の勢力図が変わるという政治的読みが秀綱の葛藤に重なり、軍議が「歴史を分かつ場」になっていますね。

    作者からの返信

    負けてしまったということが大きく響いてきます。
    尼子経久としては、牛尾と亀井に、大内との睨み合いを演じてもらえば良かったんですが、まったく逆の結果になってしまいました。
    しかも、よりによって元就に全滅の危機を救われるという展開。
    このあたりが、尼子経久の限界といえば限界で、安芸の国人が──元就が、くびきを外す契機となったと思います。

    ありがとうございました。

  • 十五 逆撃への応援コメント

    牛尾幸清の功名心と脆さ、亀井秀綱の冷静さと忠義、陶興房の用兵巧者ぶり、毛利元就の静かな威圧感が鮮明に描かれる。指揮官たちの決断と迷い、虚勢と恐怖が場面の中で自然に露出し、「人間」としての重みが伝わってきますね。

    作者からの返信

    牛尾幸清は、尼子兵を中心に戦おうとしただけ、まだ潔いと思いますが、それでも焦りは禁じえなかったところですね。
    亀井秀綱は、外交官的なポジションなんですが、だからこその客観性を持っていて、それでいて「やはりおかしいのではないか」という危惧をいだいています。
    この辺を読んでいた陶興房の作戦勝ちです。
    問題は、そういうのをマクロで見ていた毛利元就がいたということで……^^;
    このあたりの人間模様に注目していただき、作者冥利に尽きます。

    ありがとうございました。

  • 十四 元就への応援コメント

    当初は仇敵として構えていた熊谷・香川らが、元就の言葉に対して次第に心を開いていく描写が自然で巧み。その転換のきっかけが、個人への正当な評価と冷静な分析である点に説得力がありますね。

    作者からの返信

    先の戦いでの敵同士、ということでも、やはり同じ安芸の国人同士として、連携しなければいけない面もある。
    ましてや、このように尼子の「暴走」で負けてしまうかもしれないのならば。
    そういうプレッシャーがあるので、みんな、元就に従うしかないという心理を巧みにつかんでいます。
    何より、有田中井手という、絶対不利な戦いを覆して勝ったという、無言の説得力がありますし^^;

    ありがとうございました。

  • 十三 尼子への応援コメント

    牛尾の激情と暴走、大内方の計略、亀井の苦悩、毛利の沈黙が巧妙に交差し、それぞれの内面が丁寧に掘り下げられている。戦場で交錯する「焦燥と理性」「名誉と猜疑」の感情が、戦略そのものの展開と緊密に結びついていますね。

    作者からの返信

    この戦いはホント、毛利の動きがキーです。
    牛尾はわかりやすいので、大内に読まれており、その辺の策謀はあるのですが、毛利の不気味な沈黙が、その大内すらも読まれているのではないか、という感じです。
    このあたりの微妙な動きをうまく表現できるかなぁと悩みながら書いていました^^;

    ありがとうございました。

  • 十二 大内への応援コメント

    大内軍と尼子軍の両視点を行き来する構成が、戦局の広がりと緊張感を生み出している。一方では緻密な分析と策謀、他方では感情の対立と指揮系統の乱れが描かれ、戦いの構造的な優劣が浮き彫りになっていますね。

    作者からの返信

    大内軍はさすがに陶興房がいるので、芯が通っています。
    しかも同じ船岡山の戦いにいたということで、有利に策を展開します。
    一方で、尼子軍。
    牛尾幸清は猛将ですが知将ではなく、そこを亀井秀綱がおぎなうという尼子経久の人事配置ですが、裏目に出ました。
    このことが、今後の戦いを左右していきます……。

    ありがとうございました。

  • 十一 表裏への応援コメント

    毛利の要請を断る場面では、伯耆遠征を最優先する経久の覚悟と、軍略の優先順位が明確に描かれる。その一方で毛利への信頼も失ってはならぬという外交的バランスを保ち、頭を下げる姿勢に老練な計算高さがにじんでいますね。

    作者からの返信

    実際、そういう尼子が「動けない」タイミングを狙ってやって来た大内が優秀なわけで……^^;
    それでも毛利は、多少なりとも援軍なり謀略なりのサポートを期待していたんでしょうね。
    ここで頭を下げられるのが経久。
    自身のネームバリューを知っているからこそできますし、恥ずかしいなどと思うこともしなかったんでしょう。

    ありがとうございました。

  • 十 転機への応援コメント

    若く純粋な理想と、後の「大寧寺の変」での最期を予感させる構成が良い。「爺を父と思う」との台詞が、義隆の未熟と純粋さを同時に表している。この少年期の光が、後年の悲劇をより痛烈に照らす伏線として機能していますね。

    作者からの返信

    義隆は当時最高の教育を受けた人なんで、能力は有ります。
    じゃあそれで父のような覇王になれるかというと、それはまた別問題で、陶を頼ることになります。
    できないことは人に頼る。
    それ自体はいいんですけど、それがうまくいかなかった時……下剋上されてしまったのでしょう。

    レビュー、ありがとうございます。
    謀略の海に浮かぶ……というフレーズ、いいですね。
    のちに毛利が厳島の戦いで覇権を唱えることと、いい対比となっています。
    そして毛利のサバイバルのお話だよ、というのを端的に示しているところも、嬉しいです^^;
    拙作は謀略がメインです。
    合戦もありますけど、それでも、やはり謀略がメインで、時には目を背けてしまうような、えぐい謀略が出ます。
    それでも、その謀略の海の中を棹差す元就を見て欲しいのです。
    彼がいかにしてその海を泳ぎ抜いたのかを。
    そこを強調していただいて、作者冥利に尽きます!

    ありがとうございました!

  • 九 交合への応援コメント

    元就は敵対者を表向きには粛清しながらも、裏ではその子孫を赦し、家に迎え入れている。これは「謀りながらも許す」という戦国武将としての頂点の在り方を示しており、政治と人情の両立という理想像を体現している。粛清も復讐も、経久の思惑通りには進まず、逆に「寛容によって勝つ」という高次の戦略が打ち出されていますね。

    作者からの返信

    尼子経久のような戦乱と粛清の中に立った梟雄というのは、強いと思いますが、同じでは駄目だというを毛利元就は感覚で悟っていたのではないでしょうか。
    また、小さな国人の家が大きくなるには、人材はいくらでも要りますし、そういう裏事情も踏まえつつ、そもそもの元就の性向としての寛容が、この頃から大きくなっていったと思います。

    ありがとうございました。

  • 八 謀殺への応援コメント

    尼子経久が仕掛けた「討てずとも、庇わせて殺す」という二重の策が冷徹かつ論理的に描かれている。元就・元綱兄弟の動きと、久幸の矢のタイミングが完璧に連動し、策謀の完成度を際立たせていますね。

    作者からの返信

    元就を狙っても、それは無理。
    元就は無理筋だから、確実に元綱の方を殺すには。
    そういう経久の画策ですが、あとで元就の心胆を寒からしめようという意図もあります。
    これほどまでに完璧な策を受け、元就はどう対応するのか……。

    ありがとうございました。

  • 七 決意への応援コメント

    毛利元就は、自ら家督を継いだにもかかわらず、弟の命を救うため何度も頭を下げる。その屈辱を厭わぬ姿勢が、為政者としてではなく「兄」としての情愛を濃密に表現していますね。

    作者からの返信

    国人の家というのは、兄弟同士で争っても、それも大国の尼子と大内に挟まれている以上、何の得もない。
    それに、元就自身が兄のために戦ったという経緯もありますし。
    そしてそうまでして家を保とうとした元就に、皮肉にも「家を保つため」と家臣をそそのかす経久……。

    ありがとうございました。

  • 六 家督への応援コメント

    経久が「煽りの毒」を用いるなら、元就は「沈黙の盾」で受け流す。起請文という形式的儀礼を政治の武器に変える手腕が、後の「三矢の訓」を先取りする深謀ですね。

    作者からの返信

    経久はこの時、いろいろと暗躍していたと思います。
    一方の元就はひたすら正攻法で打ち返しています。
    起請文を取り、将軍家におうかがいを立て……ここまでやったのであれば、さしもの経久ももう無理かと思いきや、またしても煽りの――言葉の毒を使ってきます。

    ありがとうございました。

  • 五 謀略への応援コメント

    幸松丸の破壊だけに留まらず、裏切者の粛清、安芸国人の不信、毛利家中の分裂工作という三層構造の謀略が見事。表層は個人の悲劇、中層は政治的混乱、深層は覇権の再編という具合に、読み進めるごとに戦略の広がりが露わになっていますね。

    作者からの返信

    これが歴史の勝者として毛利家が残した、幸松丸早逝のお話です。
    毛利家としては踏んだり蹴ったりで、おっしゃるとおり、幸松丸は可哀想だし、毛利家は信用度ガタ落ちだし、尼子家に安芸への支配権を強化されてしまうし……。
    よくこれを撥ね返せたなぁと思います。

    ありがとうございました。

  • 四 調略への応援コメント

    経久は、表では柔和な笑みと孫への愛情を見せながらも、裏では他家の未来すらも計算に入れた策を繰り出している。頭を下げるという「演技」すらも戦術の一部に変える老獪さが圧巻。元就すら翻弄されるその一手の深さが、戦国屈指の謀将たる所以を印象づけていますね。

    作者からの返信

    尼子経久という謀将は、こういう惜しみない笑みをして、頭を下げて、それでいて相手の命を奪っていく、そういう恐ろしいところがあります。
    天性無欲正直な人という評判を得ながらも、こういう冷酷さも併せ持つ……そう言うところを描きたかったのです^^;

    ありがとうございました。

  • 三 兄弟への応援コメント

    元就と元綱の会話には、兄弟の絆と同時に、冷静な政治計算の匂いが絶妙に混ざり合っている。「片翼を担ってもらいたい」という言葉に込められた信頼と責任が、血縁を超えた同盟のように響きますね。

    作者からの返信

    この兄弟は仲が良かったと伝えられています。
    一方で、当主の座をめぐって争ったとも伝えられており……いろいろとあったんじゃないかと思います。
    拙作では、少なくともこの頃は仲が良く、互いを信頼していた、という設定にしました^^;

    ありがとうございました。

  • おわりにへの応援コメント

     完結、お疲れ様でした。

     前作『西の桶狭間』と比べて格段にシリアス度が上がっていましたが、大内家と尼子家という大勢力の間隙を縫って地方勢力を糾合していく様が、とても私の好みに合いました。
     加えて、尼子経久の繰り出す「相剋」の謀略と、それで弟を喪いつつも乗り越えて尼子氏に勝つという展開も大好物です! あの「三本の矢」の教えは、「相剋」を乗り越えたからこその人生訓なんだなと。毛利家を幕末まで存続させた教訓は、宿敵・経久によってもたらされたとも言える歴史のロマン!

     私の好物だらけの歴史作品、ありがとうございました!

    作者からの返信

    こちらにもお越しいただき、ありがとうございます。

    「西の桶狭間」は少年少女向けというコンセプトで、主人公も二十歳だしヒロインも同じくらいなんで、アッパーな感じでどんどん進んでいく感じです。
    でもそこからなんですよね、元就が謀神という名の魔神と化していくのは。
    「西の桶狭間」とちがって、条件はどんどん悪くなっていきます。
    大内家と尼子家というモンスターに挟まれ、どちらからも裏切者あつかいされたり、さりとて相手には行くなと言われたり。
    そして最も怪物たる尼子経久には、弟をネタに元就を膝下に置こうとして……しかしそういう経久の仕打ちこそが、元就を「進化」させていく……。
    何気に佐東銀山城の戦いとか、元就の戦いの中でもかなりレベルの戦いだと思います。
    この人、厳島ばかり注目されているけど、有田中井手といい、佐東銀山といい、若い頃からレベルの高い戦いをさせられています^^;
    そしてそのような戦い、特に経久の仕打ちがあったればこそ、「三本の矢」という教えが生まれました。
    そういうところが描きたかったんです。
    そこに吸いつけられていただいて、ありがとうございます。

    レビューありがとうございます。
    レイティング全部盛り、一度やってみたかったんです^^;
    昭和の歴史時代小説よくあった、ドロドロな奴。
    そしてそれを、毛利元就という、ドロドロが似合う男で描くことを(笑)
    それでいて、その元就を苛む経久もまた、みずからのドロドロに巻き込まれていく……。
    謀略が謀略を呼ぶという嵐、それが相剋であり、ひたすらドロドロの泥沼です。暗いです。
    こういう話をレビューしていただいて、嬉しい限りです^^;
    ひたすら暗いので、あまり見られないだろうなぁと思っておりましたので。
    そういえば、頼朝に尊氏って、兄弟関係でアレな人ばっかり(笑)
    また、前の土岐頼遠、院を射た人ですよね……それ思い出せませんでした、すみません^^;

    こちらこそ、ありがとうございました。

  • 二 毛利への応援コメント

    「来ぬのなら食ってやるまで」と語る経久は、残虐さと合理性を兼ね備えた典型的な「戦国大名」。毛利が来ぬなら吉川、それも駄目なら小早川と、あらゆる選択肢を見据えた発言は老獪で戦略的ですね。

    作者からの返信

    経久はまさに元就の反面教師というかラスボスというか……。
    こういう梟雄が間近にいたからこそ、のちの謀神は出来上がったのだ、というキャラです。
    そしてこの人もまた、じゃあ老獪なままでいられるかというと……。

    ありがとうございました。

  • 一 鏡城への応援コメント

    経久の戦略的思考や元就への評価には、「政治の化け物」としての深みがある。彼が「皮肉」と「政治効果」を笑いながら享受する場面は、戦国大名としての余裕と狡猾さを見事に描いていますね。

    作者からの返信

    こちらにもお越しいただきありがとうございます。

    こちらは「西の桶狭間」から一転、どろどろとした物語を目指して書きました。
    そのため、尼子経久はその「どろどろ」の象徴的キャラクターです。
    そこを化け物とご評価いただき、嬉しい限りです^^;

    ありがとうございました。

  • おわりにへの応援コメント

     素晴らしい作品でした。
     毛利元就、尼子経久を始め、登場人物も皆魅力的でしたし、主題もとても良かったです。

     兄弟で力を合わせて、とだけ言うと、ありきたりの薄い理想論のように思えてしまうところですが、このような背景を描いていただくと、ものすごく厚くて重い、大切な言葉に思えます。
     元就は本当にそう思っていたのかも知れないと思わされました。本当に見事な歴史小説だと思います。

     良い作品をありがとうございました。

     しかし、ここから先も、まだまだ紆余曲折がある事を踏まえると、歴史というのは本当に面白いものだと思います。

    作者からの返信

    とにかくドロドロな、昭和の歴史小説・時代小説みたいな雰囲気を出してみよう、と思って書いたお話です。
    たとえばこれまで書いた「河越夜戦」が、爽やか路線(?)だったので、逆に舵を切ったらどうなるだろう、と思ったのです^^;
    ……そんなわけでテーマが相剋となり、そのままタイトルとなりました。
    そして、相剋する蔵田家、毛利家、尼子家、大内と尼子、尼子と毛利など、題材に即した人たちに事欠かない時代と地域を選んだのです。

    毛利元就は言わずもがなの謀神ですし、尼子経久もまた謀聖として、かなりえぐい真似をしてきたので、その辺がいい味を出してくれたと思ってます。

    なかでも元就は、このような前半生を歩んできただけに、三矢の教えを説くのは、かなりの重みを伴っていたと思います。
    兄弟や甥の死の中を、ひたすら歩んでいき、覇者の地位をつかみ取った元就だからこそ、やはり一族は大事と唱えると、それはえもいわれぬ滋味が伴ったと思います。
    ドロドロの末に、そういうモノがあったと描ければなぁと考えて書きました。
    いただいたコメントを拝見すると、どうやら描けていたみたいで、何よりです。

    そしておっしゃるとおり、じゃあ毛利家がここから兄弟仲良く頑張って行ったかというと、そんなことはなく、むしろ対立しながらも厳島というターニングポイントを迎えるところが、歴史の妙味だと感じます。

    こちらこそ、ありがとうございました。

  • 十五 逆撃への応援コメント

     元就さんは相変わらず見事ですね。

     毛利元就というと、策略ばかりが強調されがちな気がするのですが、私は元就はかなりの勇将、猛将でもあると思っています。なので、そういう面も描かれている四谷軒さんの作品は、読んでいてとても痛快です。

    作者からの返信

    毛利元就は、おっしゃるとおり、謀神という二つ名がありますが、どちらかという軍神の方が正しいと思います。
    越後のあの人が軍神の二つ名を持っているので、使うとかぶるから、できませんが。

    あとは厳島の戦いというインパクトが強すぎて、その策戦面がクローズアップされているせいだと思います。
    その厳島もそうですけど、元就は寡兵で大軍を討つ戦いが多く、実際は知将というか猛将だと、私も思います。
    そもそも初陣で五倍の敵を撃破するとか、ありえないことをやってますし……^^;

    ありがとうございました。

  • 五 謀略への応援コメント

     えぐいですねぇ。
     でも、経久ならやりかねない、とも思ってしまいます。

     しかし、結果論を言ってしまうと、幸松丸は死なずに、「叔父を疑う当主」として成人してもらった方が、尼子家の為だったかもしれませんね。
     幸松丸死亡によって、最強の敵が毛利家当主になってしまいましたから。

    作者からの返信

    歴史の勝者たる毛利元就が伝えたことですから、果たしてどこまでが本当か疑問がありますが……。
    まあ、尼子家はここからさらに、毛利家に謀略をしかけて来るので、そういうことをしたと言われても文句は言えない立場だったことは事実です。

    そして経久は、おっしゃるとおり、元就への疑心暗鬼を抱いたまま当主になって欲しかったのでしょう。
    まあでもしかたないとばかりに、さっさと次の謀略に取りかかる経久です。
    ホント、「何でこんなのが近くにいるんだよ」と元就は愚痴ってそう^^;

    ありがとうございました。

  • 三十八 三矢への応援コメント

    終わってしまった……
    いえ、終わったのはこの『相剋』というお話で、元就の戦いはまだまだ続きますけどもw

    興元、元就、元綱から隆元、元春、隆景へと「三矢」が受け継がれていく姿、胸に来るものがありました。
    いつもながらの、読み応えのある物語をありがとうございました!

    作者からの返信

    これまでおつきあいいただき、ありがとうございました。
    そしておっしゃるとおり、元就の戦いはまだまだ、というか全然終わってません(笑)
    だって厳島という最大の博打が残ってますし……^^;

    「三矢の教え」、あれって、元就自身が兄弟の一員として戦っていた、あの頃の経験が生きているんだろうなと思ってましたので、今回それをベースに書かせていただきました。
    そこに着目していただき、作者冥利に尽きる想いです^^;

    最後に、こちらこそ、長らくお読みいただき、そしてご感想ご評価をいただき、ありがとうございました!

    ではではノシ

  • 三十七 謀神への応援コメント

    じっちゃん(´・ω・ `)
    一代の英傑も老いには勝てないとはいえ、寂しいものがありますね……。
    久幸さんも討ち死にしちゃいましたし。

    自分が衰えるのと対照的に、元就たちの更に次の世代が台頭してくるのを見るのはどんな気持ちだったんでしょうか……。

    作者からの返信

    ある意味、尼子経久の梟雄としての絶頂、そして落日の物語でした。
    老いには勝てないし、老いるまでにやって来たことが跳ね返って来る晩年です。
    塩冶興久への待遇や対応がまともであれば、興久が安芸や周防への壁になってくれたろうに……。

    一方で、元就は子どもたちを育て、そして三矢へと向かって、養子戦略を着実に進めています。
    これがやりたかったんだ、と経久は思ってそうです。

    ありがとうございました。

  • 三十一 叛乱への応援コメント

    じっちゃん、他家に養子入りさせたとはいえ息子を「臣下」扱いしたことから、その息子に足元を崩され……

    >経久の犀利な頭脳は、今や、この叛乱の鎮圧、否、叛乱をどう「活用」するかという観点で回転し始めた。
    じっちゃんはやっぱり怖かった/(^o^)\

    作者からの返信

    じっちゃんの養子入り作戦は間違ってはいないんですけど、「やり過ぎ」だったと思います。
    史実としては、塩冶さんが出雲の地元勢力の「代表」みたいになってしまって、(負担が大きい)外征強硬派のじっちゃんにストップをかけたかったんじゃないでしょうか。
    で、じっちゃんがそんなこと聞くわけもなく……。

    そしてじっちゃん、この叛乱で進退窮まった、と思いきや、発想の転換が始まります。
    ホント化け物だよ、この人……^^;

    ありがとうございました。

  • 三十 侵略への応援コメント

    ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

    ストレイツォばりに「この元就、容赦せん!(だって娘の仇だし)」と高橋家を滅ぼす元就が怖すぎるΣ(||゚Д゚)
    まあ実際にはどっちが先だったのか、というのはともかく。
    家族への慈愛に満ちつつダークサイドのフォースも使える謀神・元就のこれからが楽しみです。

    作者からの返信

    元就が高橋家の内訌を煽って、その隙に乗じたのは史実らしいんですよね……。
    誰と誰が、というのは、伝承によってちがいがあるものの、何らかの内訌があって、そのタイミングで毛利が攻め、国盗りしたという流れになっています。

    ……ストレイツォのように、あるいは、吉良吉影のように一手一手追い詰めて、高橋家を滅ぼしたのでしょう。
    こうして、ついに謀神としての本領を発揮した元就。
    尼子や大内といった覇者に挟まれた結果、このような化け物が生まれてしまったわけです。
    当然ながら、尼子や大内も、その国盗りの対象となって……^^;

    ありがとうございました。

  • 二十七 動揺への応援コメント

    興久さん、ぶっ壊れて火薬の塊と化しとる……
    娘さんの件でつながりというか関係してる高橋家にも飛び火の危険大ですし、これなんて人間バルカン半島?(汗)

    それにしても、してやられたばっかりなのにここまで冷静に対応できる興房さん、さすがですねえ。

    作者からの返信

    梟雄の子は梟雄と言っていいのかどうか……^^;
    毛利の娘と高橋家については、拙作のフィクションですが、この興久さんの件は相当根深く、尼子のジッチャンのアキレス腱ですね。
    出雲を放っといて外征に次ぐ外征を重ねたツケもあるし(笑)

    そしてここに来て興房さん。
    興房さんが毛利との連携を持ち出して来たのは史実らしいので、この人本当に冷静です。
    なお息子(陶晴賢)……^^;

    ありがとうございました。

  • 二十四 悲劇への応援コメント

    なんてこった……(天仰ぎ)
    元就が娘の死を知ったら、「高橋家死すべし慈悲はない」確定ですね(滝汗)
    興光さんたちとばっちり……orz

    もちろん、この一件がなくても激突は避けられないでしょうし元就も避ける気ないでしょうが、だからこそ余計にやるせなさが際だって……

    作者からの返信

    毛利・高橋双方に衝撃を与え、そして双方ともに残念な結果を与えてしまいました。
    謀神として覚醒しつつある元就に、これはあまりにも……。

    ……これ史実だと高橋家がガチで娘をムッコロしていたんでしょうね。
    「毛利が反抗的? じゃあしゃーない」とか言って。
    でも養女待遇は史実なんで、その辺からこんな展開を妄想しました。

    ちなみに史実の元就はこの娘(長女)の死が相当ショックだったらしく、その分次女を溺愛して、三矢の教えの三兄弟と同格の扱いをしています。
    吉川元春に、五龍(次女の名)を大事にしろと手紙に書き残しているぐらい。

    つまり史実の元就が、高橋家に対し、どのような「対応」をしたのかが、その「溺愛」の裏返しだって、わかっちゃうんですよね……^^;

    ありがとうございました。

  • 二十一 塩冶への応援コメント

    元々は、相剋を防ぐための一環として、興久さんを塩冶氏へ養子に入れたんでしょうにね。
    そのじっちゃんが、今、相剋の種を蒔いてしまったという……。

    興久さんが、今後、どっかのザビ家の長男みたいに「老いたな、父上……」とか言いださないといいんですが^^;

    そして元就の目は高橋家へ。ここからどう出るか楽しみです。

    作者からの返信

    最初は良かったと思うんですよ、最初は^^;
    ……というか、計画としては悪くなかったと思うんです。
    地元の勢族に養子を入れて乗っ取るという計画は。
    問題はその養子が才幹を発揮して家を乗っ取ったあと、果たして「本家」に忠誠を尽くすかどうかという……。

    興久さんは才は父譲りだったらしくて、塩冶家を、そして出雲を掌握していきます。
    果たして「僕が一番うまく出雲を使えるんだ!」と言い出さないか、どうか(笑)

    そして元就は因縁の高橋家との関係を見直します。
    ここからまた、中国に新たな風が吹き始めます。

    ありがとうございました。

  • 十九 夜襲への応援コメント

    あらら……。興房さん、どデカ地雷踏んじゃった……。
    元就が完全にブチギレ金剛((((;゚Д゚))))
    当人としては義隆ぼっちゃん含めて全滅させてやりたかったでしょうが、そうなるとまさに大内パパが激怒の来襲ですからね……。
    怒りの感情すらコントロールしきるのが凄まじいです。

    作者からの返信

    興房さん的には、大内の後ろ盾があったから、安芸は保たれたんだろうという理屈^^;
    一面の真理ではあるんですけど、だからといってそれは全てではない。
    ましてや、ほぼ独力で安芸武田家の暴走を食い止めた元就からすると^^;

    元就の凄まじいところは、そこまで怒ってることを逆に利用して、興房たちに逃げを打たせるところですね。
    元就の裡の謀神が、ついに産声を上げた瞬間かも^^;

    ありがとうございました。

  • 十八 雨夜への応援コメント

    ……ほふう(ため息)

    いやはや、緊張感に読んでいる間じゅう息を止めてました(笑)

    智の巨人にして謀神として目覚めつつある?元就がかつての敵側すら取り込んでいく様には、畏怖を覚えました。じっちゃんには、「アンタが目覚めさせちゃったんやで。ねえ今どんな気持ち?」と言ってやりたいですw

    義隆ぼっちゃんと興房さんは好きな「キャラ」なので負けてほしくはないんですけど、今回ばかりは相手が悪い^^;

    作者からの返信

    毛利元就って、厳島の戦いが有名ですけど、どちらかというと、この佐東銀山城の戦いとか、初陣の有田中井手の戦いの方が、はるかに難易度が高いんですよね。
    自分が最初から総大将ではなく、状況から、途中から総大将をやる羽目になっている、佐東銀山と有田中井手が^^;

    さてそんな元就さん、信用度がまるで無かった安芸の国人たち、特に有田中井手で敵対した香川や熊谷も取り込み、大内相手にいくさをしかけます。
    ……ホント、反面教師というか、見取り稽古というかで、元就は尼子のジッチャンから「学び」ましたね(笑)

    義隆ぼっちゃんと興房じいや、決して悪人ではないんですけど、よりによって元就のフィールドに来てしまったのがなぁ……^^;
    果たして、どうなることやら。

    ありがとうございました。

  • 十三 尼子への応援コメント

    牛尾さん……。いや好きですけどね、こういう武将^^
    でもいろいろな意味で真っ直ぐすぎて、知将に嵌められてしまうという、まさに猛牛……。

    某アルデバランのように、「かませ牛とか言うな! 本当はめちゃくちゃ強いんだから! 扱いが悪いだけだから!」になってしまうんでしょうか(汗)

    作者からの返信

    そういえば「遊戯王」の原作第一話にも、牛尾さんという風紀委員長(だったかな?)が出て来て、闇遊戯に成敗されていました(笑)
    ……いや私も好きですよ。
    きっと平時なら暑苦しい体育教師みたいに、みんな頑張れおれも頑張るとか言って、励ましてくれることでしょう。
    ……でも残念ながら、これ戦争なのよね^^;

    アルデバランさんはポセイドン編での首引っ込み避けが面白かった印象があります(笑)
    史実の牛尾さんも、拙作よりだいぶ後で、毛利の総攻撃を食らった安芸武田家の当主を連れて逃げるという技をかましているんだけどなぁ……^^;

    ありがとうございました。

  • 十 転機への応援コメント

    大内家、やっと動いたか……! という印象です^^;

    興房さんの貫禄がすごい( ゚∀゚)=3 さすがは重臣ライガー(違)
    これは期待できます……って最後(ズッコケ)
    なーんか「このはしわたるべからず? じゃあ真ん中通るわ」みたいな屁理く……とんちを思いついてそうな(汗)

    作者からの返信

    大内家は大内家でいろいろとあったみたいです^^;
    京から舞い戻ったあたりに、それをお察しいただければ(笑)

    興房さん、この人がいたおかげで、陶晴賢もあんな風に振る舞えたと思います。
    いくら主君のアレの相手とはいえ、そこまで専権をふるえるかというと、父親の偉業をバックにしているからだと思いますし^^;

    しかしそんな興房さんでも、無謬ではなく、特に部下に足を引っ張られています。
    興房は見に徹するつもりだったのに、まさかそんな方法でズルするなんて……という「やらかし」をします(笑)
    何か、現代社会の会社や組織でもありそうな、部下の「勇み足」に、興房さんはどうするのでしょうか^^;

    ありがとうございました。

  • 八 謀殺への応援コメント

    んぎゃああああ!?
    幸松丸どのに続いて元綱さんまで……(呆然)
    いやこれは……穏やかな心を持ちながら怒りで覚醒したスーパー謀神が生まれそうですね(ネタ挟まなきゃコメント書けんのかい)

    こちらのじっちゃんは「アンタ地獄に落ちるわよ」ですが、その悪辣さも汚名も共に背負おうとする久幸さんと秀綱さんは格好いいです喃。

    作者からの返信

    はい。
    じっちゃんの狙いは最初から元綱さんでした。
    元就は飼い殺しというかポケモンというか、そういう扱いにして、尼子家の「さらなる目的」のための礎になってもらうつもりでした。
    でもじっちゃん、そんなキツい謀略をかましておいて、ジョナサン・ジョースターのように叩けば叩くほど成長するタイプの元就が、どう化けるかどうかまでは予想できなかったのでしょう^^;
    きっと将来の尼子家は、「君が泣くまで殴るのをやめないッ!」と、元就にボコボコに……という、コメ返しもネタで応じてみました(笑)

    じっちゃんがこんな謀略の化け物と化したのは、城盗りされたという「いわく」があります。
    だからこそ、どこまでも謀略を突き詰める化け物になり果てました。
    一方で、苦楽を共にする家臣――特に久幸や秀綱は守り愛するという姿勢を貫きます。
    謀聖――謀の聖人とは、言い得て妙な二つ名です……。

    ありがとうございました。

  • 五 謀略への応援コメント

    え、え、えげつねえええ……!
    なるほど、前話返信の「上乗せ」がこれだったんですね。
    「こんなのじじ様じゃないわ! “謀聖”ダース・経久よ!」と訳の分からない叫びを上げたくもなります(白目)
    いやまあ「多少ズレている世界線」ということですけれども。

    幸松丸どのの急死による、毛利家分裂の危機。ここも狙い通りなんでしょうね。
    一族の子に毛利家を継がせるよう申し出があったって……。
    「お前は何を言っているんだ」ってミルコっ面で言えたらよかったのにね(遠い目)

    こんな化物を相手にしてたら、そりゃ「新たな化物」も誕生しますわ……(大汗)

    作者からの返信

    この蔵田の叔父もブッ殺してしまったことと、幸松丸首実検が、尼子のじじ様の仕業として伝えられています。
    まあ、歴史の上では、最終的な勝者である毛利が伝えていることですから、話半分で考えるべきなんでしょうけど^^;
    そんなわけで、史実の元就さんは、自分の謀略に「上乗せ」されて、「蔵田の叔父甥両方始末した奴」呼ばわりをされ、「主君」である幸松丸の精神の平衡を失わせてしまう結果に。
    ……きっと少年時代のディオ様が親父のダリオに言ったように、「じ……地獄に落としてやる!!」と誓ったことでしょう^^;

    しかし現実は非情。
    幸松丸退場により、お家騒動の危機に。
    そしてさも同情するように尼子の子を当主にとか抜かすジッチャン。
    まあ元就も有田中井手の勝者だけあって、切り返ししていくわけなんですが……その結果……。

    ありがとうございました。

  • 四 調略への応援コメント

    ひどい言い方ですけど、やはり武辺者の元綱に、謀聖モードじじ様の相手は荷が重すぎたか……
    元就自身が出ていれば良かったんでしょうが、それができないから元綱に対尼子を任せた訳で。

    というかこれ、誘降策を元就の名前でって、後々周囲からの心象とか立場とか悪くなったりしません?(特に大内家の方を見ながら)

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    これ史実(というか伝えられるところ)だと、元就が出張って来て、それで蔵田さんへの謀略を展開しています。
    それで尼子のジッチャンが「何コイツ。ヤベー」と元就の謀略にある「上乗せ」を仕掛け……という流れなのですが、拙作では意図的に元綱を鏡城へ向かわせました。

    そしておっしゃるとおり、元就の名前で(史実だと本人の企画立案)この蔵田家への誘降を仕掛け、その結果をじじ様が「上乗せ」したせいで、安芸における元就の信用度がガタ落ちになってしまいます……。

    ありがとうございました。

  • 三 兄弟への応援コメント

    ああ、有田中井手の戦いから七年くらい経っているんですね。
    今作では兄弟仲が良いようで何よりです(´∀`)
    しかしその分?じじ様が怖い>< 何を考えておるのやら……

    話は変わりますが、次回のハラヘリウス、本編ではなく元ネタ解説ページの方に『河越夜戦』へのリンクを張らせていただいてもよろしいでしょうか?

    作者からの返信

    ハリウッド映画風なら「7 years later」とか「after 7 years...」とかキャプションが入るところでしょうか(笑)
    世界線は多少ズレているはずなので(?)、兄弟仲は良くなっています。
    しかし尼子のジッチャンが何やらダークサイドに堕ちまくっていて……。
    乱世の梟雄モード、全開でお届けしております^^;

    ハラヘリウスに拙作ですか!?
    リンク、むろんOKです!
    一体どんなネタの元ネタになるのでしょうか……楽しみにしています^^;

    ありがとうございました。

    編集済

  • 編集済

    三十八 三矢への応援コメント

    あの時の元綱殿が残した言葉、なんだかしんみりしました……。にしても化け物かぁ。立派な化け物が誕生してしまいましたね。俺たちの戦いはまだまだこれからだ!と言わんばかりに^^;
    そしていつの間にか息子たちも三人に……!サブタイトルににやっとしました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    元綱さんの「あり方」には諸説あって、下剋上を狙って元就に叛逆したという説が主流ですが、元就と仲が良かったとか、尼子の陰謀で叛したという説もあります。
    その「仲が良かった」「陰謀だった」からの想像が、このお話の元綱の最期とその言葉になります^^;

    そんなわけで化け物誕生です。
    いやいや神ですから(笑)、謀神――謀の神ですよ^^;
    尼子のジッチャンも謀聖――謀の聖人だし^^;
    そんな謀神もついに安芸を制しました。
    息子たちも三人で三矢の教えもスタンバイOK(?)です。

    で、おっしゃるとおり、おれたちの戦いはまだまだこれからなんですよね……厳島の戦いという、ラスボス(?)相手の戦いが、残っておりますので^^;
    それに至るまでも、尼子相手にボロクソに敗北したりと、まだまだ元就の苦難の人生は終わりません。
    しかし息子たちが支えてくれることでしょう。
    相剋を乗り越えて。

    ありがとうございました。

  • 三十七 謀神への応援コメント

    吉川興経!かの吉川晃司氏のご先祖さまですね。元就殿の奥方さまは吉川の娘でしたね。

    さしもの尼子爺ちゃんも老いには勝てず……なんともいえない気持ちになりました。

    作者からの返信

    えっ、吉川晃司さんのご先祖さんだったんですか!
    知らなかったです^^;

    そして元就殿の奥さんは、そうです、吉川の娘です。
    その縁で次男の元春は吉川家へ養子に行くことになります。

    尼子のジッチャン、梟雄としてかなりの栄耀栄華を極めた方ですが、ここに来て盛者必衰の時です。
    特に自分が年を取って何もできないというのが口惜しかったでしょうね……。

    ありがとうございました。

  • 三十三 山口への応援コメント

    えっ、そういうのやめんさいって言われてザビエルさん追い出したんですか(苦笑)なんかそんな人に息子を差し出せと言われましても……(^^;;
    しかも衆道の相手じゃないよ!って、キレッキレですなぁ。

    作者からの返信

    はい、さすがサビエルさんです^^;
    イエズス会的にはNGだったんでしょうね、衆道(笑)
    まぁでも、二回目に来た時は、受け入れたみたいですけどね。
    その辺が義隆さんも柔軟さというか、器の大きいところでしょうか……^^;

    義隆さん、さすが若い子に目をつけるのが得意らしく(笑)、元就の子に目をつけちゃいました。
    そんな元就さん、ドキッとしてしまうのはしょうがないと思います^^;
    衆道の相手じゃないって言われても……と思ってそう(笑)

    ありがとうございました。

  • 三十 侵略への応援コメント

    この世界にデスノートがあったなら、もうすでに元就殿の手でけっこうな人数の名前が書かれているのかなぁと(^^;;
    血の気の多い民なので骨肉の争いは大好物なのですが、裏であの人が……と思うとぞくっとしますね。

    作者からの返信

    全部が全部、元就のせいとはいいませんが……^^;
    それでも、一族の中の骨肉の争いを利用し焚きつけるぐらいのことはやってそうですね。
    血の気が多いんですか^^;
    でも確かにこの話書いていると、このあたりって猛将は多いんですよね……。
    逆に智将タイプが少なくて……その希少な例が元就ってところが^^;

    ありがとうございました。

  • 二十九 策動への応援コメント

    こういう時代ですから娘をよそに出したらある程度覚悟はしているものとは思いますが……、奥さんの無言の抗議はきついものがありますね。
    この娘の死はきっかけになったとはいえ、なるべくしてという気がします。どこもかしこもガタガタと言いますか^^;

    そして元就殿の本拠地である安芸高田市は田舎でめちゃくちゃ寒くて豪雪地帯なのですが、よくぞここから中国地帯一帯を……という気持ちでいっぱいです。

    作者からの返信

    まあ、史実は高橋家に「人質出せや」って言われて、元就も奥さんも、泣く泣く出した、というところでしょう。
    それでもこうなってしまった以上、奥さんはやはり無言の行に入っていたと思います……。
    そしてこの長女のことが反動となって、次女はべた可愛がりに可愛がったようです。

    そんなわけで高橋家は地雷を踏んでしまいました。
    娘というストッパーが消えてしまったので、もう誰も謀神を止められないでしょう……。

    安芸高田市ってそういうところなんですね。
    何というか、毛利家自体が、昔から「安芸国人一揆」という国人の連合体の指導者的ポジションだったのが大きかったみたいです。
    武田信玄や上杉謙信も、寒くて凍える土地から興って行ったので、厳しい状況こそ、覇者を育てるのかもしれませんね^^;

    ありがとうございました。

  • 二十四 悲劇への応援コメント

    あぁぁ、最悪だ。これはお父ちゃん、怒るやで……(__;)

    作者からの返信

    史実はもっとえげつなかったのでは、と思います。
    いずれにせよ、元就と高橋家の間の争いの中で……と伝えられています。
    さて、元就はどう動くのか……。

    ありがとうございました。

  • 二十三 悪手への応援コメント

    尼さんになる。う〜ん、そうだよなぁ。そういう選択肢しかないのかも。っと思っていたら、最後に不穏すぎる一文が。そして次回のサブタイトル。嫌な予感しかしません^^;

    作者からの返信

    ちなみに史実の高橋家は、元就の兄が死んだときに、毛利家に介入して来て「当主代行」になったり(元就の兄の妻が高橋家出身のため)、元就の娘を人質に出せと言ったり、さんざんやらかしています^^;
    のちの謀神相手に、そんな「やらかし」をしていたら、どうなってしまうのか……^^;
    そして次回、最大の「やらかし」が……。

    ありがとうございました。

    編集済
  • 十八 雨夜への応援コメント

    家来のような返事をするなと言いつつ、自分が呼ばれるとは思っていなかったので、お、おう。と返す光景殿(苦笑)完全に呑まれちゃってますねぇ。

    作者からの返信

    元就も計算の上でやっていると思いますが、それでも、この安芸の危機においては、「元就に従うしかない」という雰囲気になっておりますので^^;
    そしてこの時の体験が安芸の国人諸将に刷り込まれてしまい、安芸は毛利の下へと……。

    ありがとうございました。

  • 十六 策動への応援コメント

    超元就殿の爆誕!これは元綱の分!!とばかりに秀綱殿の腕を捻り切るッ!!

    と、まあそれだけこれまで抑えていたものが爆発したんでしょうね。しかし、お逃げなされとは真意はいかに……??

    作者からの返信

    尼子家にお家騒動まで起こされた元就。
    それがいざ安芸の危機に、こんな酷い対応されたら、そりゃあ怒ります。
    それでも頭の一方では冷静な元就、こんなことしても大丈夫だという計算があって、秀綱の腕をねじ上げています^^;

    ……今までいいようにされてきた尼子家に対し、そしてこの大内家の大攻勢に対し、何かを思いついた様子。
    当代一流の名将・陶興房相手に、一体何をしかけるのか。

    ありがとうございました。

  • 十四 元就への応援コメント

    冷静に負けると口にする元就殿、なんだかぞくぞくしますね。覚醒後の元就殿はひと味違うと言いますか、先の先まで読んでおられる。

    作者からの返信

    あれだけ人のことをコケにした尼子家が、こんなお粗末な対応をしてきたら、そりゃあ直球で負けると言います(笑)
    まあ尼子も急成長のせいで人が足りないというのも事実なんですが^^;

    そしてこの頃の元就、結構神がかっています。
    初陣の勝利と、後世の我々の知る厳島合戦が、決してまぐれじゃなかったということを証明する、凄まじい戦いを見せつけてくれます。

    ありがとうございました。

  • 九 交合への応援コメント

    これは光の主人公!闇墜ち回避!

    サブタイトルが相剋ではなく、交合でなんで?と思ったら意味が解けました(苦笑)いえ、子が多いことはよろしゅうございます。

    作者からの返信

    元就さん、ここで奥さんがいなかったらアウトでした^^;
    きっとリアル斎藤道三とか、リアル宇喜多直家のように、暗殺・陰謀、なんでもござれの暗黒武将として……アレッ、史実の元就もそう変わらな……ゲフンゲフン(笑)

    ちなみに交合のくだりは、そういうシーンに挑戦してみたかったというのがキッカケでした^^;
    全体的なドロドロとした雰囲気とか、こういうシーンとか、昭和の歴史小説っぽいことがやりたかったのです。
    まあ実際、元就は一族で頑張る方向に進んで行くので、やらしていただきました^^;

    ありがとうございました。

  • 八 謀殺への応援コメント

    骨肉の争いは避けられたものの、なんともエグい結末に……^^;
    元綱殿の遺言で元就覚醒なるのか……??尼子爺さん強すぎて、そろそろ元就さん本気出してっていう気持ちでいっぱいです(苦笑)

    作者からの返信

    仲が良かったのに、死ぬことになったって、どういうことなのと思いながら考えたのが、今回の「結末」です。
    忠誠心や兄弟愛を逆手に取って、あくまでも「毛利家の中」で「争った」というカタチで始末してこようとする尼子経久。

    ……しかしここまでやられると、ダメージを受けたサイヤ人がパワーアップするように、元就もまた、ただの知将から謀神へと……^^;

    ありがとうございました。

  • 七 決意への応援コメント

    この兄弟がアレしてあれするのは知ってましたがこんなに早く……。尼子爺がバケモノすぎてこんなん勝てるのか?という気持ちでいっぱいです^^;

    作者からの返信

    この兄弟、最終的にはアレな結末が待っています。
    しかし一方で、「仲が良かった」とも伝えられていて、そうするとそれらが両立する展開とは……と考えた結果、こんなえぐい謀略が^^;

    尼子の爺さん、こんなんヤバ過ぎでしょと思うかもしれませんが、かつて大内家が京から送り込んだ猛将を寝返らせるという寝技(?)をかましたお方ですので……^^;

    ありがとうございました。

  • 五 謀略への応援コメント

    えっ?ナレ死ならぬ冒頭死?と思い読み進めてみたらエグすぎる……(^_^;
    これは現代で言う虐待ですよ。やりすぎなんですよ、尼子爺。

    作者からの返信

    ナレ、その手があったか。
    っていうか、いちおうコレ、伝承どおりの展開です。
    まあ、毛利家の尼子家バッシングの一環として伝えられることになったんじゃないかなぁと思います。

    それにしても、これからの元就の運命を考えると、これも序章に過ぎないというのがキツいところです……。

    ありがとうございました。

  • 四 調略への応援コメント

    なんにも知らない幸松丸どのが無邪気に懐いているのがまた怖いんですよ。白々しい芝居に見えるんですけど、背筋がゾクゾクすると言いますか(^_^;

    作者からの返信

    幸松丸さん、この時代だと大人扱いされてもおかしくない年齢なんですけど、やっぱりお坊ちゃんなんで、親切にされると懐いちゃいます。
    一方で尼子のジッチャンは、一度国を失ったことがあるので、人生の酸いも甘いも知る男。
    そんなジッチャンがねぇ……何で親切にするかというと……。

    ありがとうございました。

  • 三 兄弟への応援コメント

    尼子経久のじーさんがこっわ!これは秀綱さんじゃなくともぶるっちゃいます^^;

    兄弟のエピソードがいいですね。でもすごーくフラグを感じて安心できないのは何故でしょうか??(苦笑)

    作者からの返信

    尼子さん、この頃から謀聖じゃなくて謀魔なんじゃないかと思うくらい、完璧にダークサイドに堕ちていってます^^;

    そして毛利兄弟が宇宙兄弟みたいな感じに(笑)
    でもこれ、現代の宇宙の話じゃなくて、戦国の国人の話なんで……そりゃあ……^^;

    ありがとうございました。

  • 二 毛利への応援コメント

    う〜ん見事に周りが敵だらけ(^^;; そして気がつきました。あれ?読む順番間違えてる??西の桶狭間を先に読むべきだったのではないかと?💦

    作者からの返信

    こんな敵だらけの状況から、よくあそこまで盛り立てられたもんだと思います^^;

    それと、史実としては「西の桶狭間」=有田・中井手の戦いの方が先です。
    しかし、こちらの「相剋」を先に読んでも、どちらでもいいように書いてありますので、順番は読む方のお好みにお任せします。
    ちなみに「西の桶狭間」は爽やかですが、こっちの「相剋」はドロドロな感じです^^;

    ありがとうございました。

  • 一 鏡城への応援コメント

    安芸の国出身でありながら毛利はミリしらというやつが朝倉です……^^; 大河ドラマでも観てなかったですし、知っているのは三本の矢くらいでお恥ずかしい。

    それはともかく。
    レイティングありありのこちらの作品、ひりつくようなシリアスがものすごーく伝わってきます。そして目次見て思ったのは、紙の本で読みてえなぁ。ハードカバーとかいいなぁ、です。

    作者からの返信

    まあ、何というか、「毛利家」というと萩や山口というイメージもありますので、安芸の国の人でも、知らなくっても仕方ないんじゃないでしょうか^^;
    私も出身の地の武将、あまり知らなくて、小説書く時に調べてました(北条家の人たち……)^^;

    レイティングについては、書き始める時に、その辺が避けられないなぁという感じまして^^;
    あとはそういう描写も挑戦した方がいいのでは、というところです。

    紙の本、ハードカバーというたとえは嬉しいですね^^;
    何となく、昭和の歴史小説、しかも新聞連載の奴、みたいなイメージ(笑)を目指しておりましたので。
    各エピソードの漢字二文字タイトルのあたりに、その辺のところが如実にあらわれています(笑)

    ありがとうございました!

  • おわりにへの応援コメント

    ふえええ、やっと読み終わったよおおお。
    一話一話は長くもなく、文章も端麗ですが、如何せん時間が取れないのがきつかったです。
    全編通すと、毛利元就の話なのですけど尼子経久の怪物ぶりが浮き彫りになっていて、怪物の猛威とその衰えが描かれているように読めました。一代の怪物です。
    相剋の謀略で窮地に堕とされ、相剋の謀略で地歩を固め、相剋の謀略の裏表、酸いも甘きも嚙分けた毛利元就が至ったのは、家中の結束を重視する三矢であるというのも腑に落ちます。
    あ、先代三矢興元元就元綱も良かったですが、やっぱり三矢は隆元元春隆景です。

    大作執筆、お疲れさまでした。

    作者からの返信

    お疲れさまでした。
    ここまで、長きにわたる物語を読んでいただき、感謝です。


    まずは、コメント付きレビュー、ありがとうございます。
    尼子経久という強烈な個性――怪物――が存在したからこそ、この時代のこの地域は謀略という嵐に見舞われたと思います。
    そして拙作は、その嵐の中を、すっくと立ち上がったひとりの若者が、やがてその怪物に取って代わるお話です^^;
    その辺りをバシッと投げてくる、名レビューだと思います!


    そしてコメント返信です。

    最初は、滅茶苦茶暗い話を書こう、ドロドロとした奴を、ということを考えたのです。
    実はこの話、公募に出しておりまして、それで、昭和の歴史小説のような、人と人の陰惨な、逃れ得ぬ悲劇みたいなのや、エログロなテイスト、という感じで書いてみたのです。
    ちょっと自分なりに作風を模索している時期でして……^^;

    そしたら尼子経久さんが嬉々として謀略をかけまくることかけまくること……(笑)
    尼子の宰相の亀井さんも、苦労人の度が増してしまいました^^;
    そしてお察しのとおり、拙作は尼子経久の物語でもあります。
    尼子経久と毛利元就という、「鏡」のような二人の物語です。
    これで元就もダークサイドに落ちれば、それはそれでピカレスクロマン的な話になったかもしれません。

    でも元就は史実として、一族の結束を大事にするに至っています。
    そういう手紙を書きまくって、史家から「長すぎ。多すぎ」と匙を投げられるぐらい(笑)
    つまり反面教師として経久から学びつつ、それを越えていったんだな、相剋に克つことができたんだな、と思ったのです。私は^^;

    そんなわけで、まるで暗夜行路を抜けていくような感じでしたが、最後には三矢に至りました(笑)
    隆元元春隆景の三矢もいいですね。
    厳島とその前後が、特に輝いていますし^^;

    それでは、改めまして、長きにわたり、ご愛読、ありがとうございました!

  • 二十 退陣への応援コメント

    大内義隆が、ひとかどの人物として非常に際立っている描き方が上手いです。
    この人上司だったらいいのに、と思わされました。

    作者からの返信

    義隆さん、地頭というかスペックは非常に良いはずなんです。
    晩年期は、愛人である陶晴賢に対する情に流されてしまいましたけど。
    あるいは、もう滅んでもいいやというやけっぱちになってしまったのかも。

    でも、青年期・壮年期は、毛利元就を気に掛けたり、息子の隆元に養女を嫁がせたりと、結構、人を見る目があることを示しています。
    その辺を表せれば、と思って書きました^^;

    ありがとうございました。

  • 十八 雨夜への応援コメント

    家臣みたいな返事をするな。
    この一文はけっこう重要ですね。
    うまいなあ。

    作者からの返信

    まあ、だんだんと毛利家に取り込まれていく流れですからね^^;
    毛利家の側も、人材不足という事情もありますし。
    信長の野望でいう、領地が広くなっても人がいないという、あの状態になっちゃいますから(笑)

    ありがとうございました。

  • おわりにへの応援コメント

     こんばんは、四谷軒様。毛利三部作の完成お疲れ様でした。
     元就さん、純粋だった子供時代から始まり、恋を知った青年時代、そして鮮血の中を走る大人時代と、作品毎に色が変わり、いずれも魅力的でした。
     弟さんが尼子の爺ちゃんに謀殺された説を採用されたことで、こんな解釈もあるのかとおおいに驚き惹きつけられました。
     三部作、元就さん以外のキャラもあでやかで、とても面白かったです。次の作品を楽しみにしています!

    作者からの返信

    おかげさまで、毛利元就について、ここまで述べることが出来ました^^;
    最初は厳島をさくっと書いて終わらせるつもりだったのに、いつの間にやらこんなことに(笑)
    そして厳島について書いていないという……^^;

    ……でも、子ども、青年、壮年へと元就の人生を追うことができて、こういうかたちで彼の生涯を綴ることができて、やはり良かったなぁと思ってます。
    自分なりに書き方というかテイストを変えてみたり、史実、あるいは「諸説」の一説を採用して、「味付け」をして、料理してみたり……と、いろいろと実験をさせてもらった三部作です。
    「河越夜戦」の時は、あまり出すことができなかった女性の方たちを出すことができた、というのも、自分なりに満足しております。

    ……次の作品は、もし年度が替わっても、時間が取られることが無ければ(切実)、書きたいと思います(笑)

    それでは、長きにわたり、元就の前半生を描く作品群を読んでいただき、ありがとうございます。

    ありがとうございました!

  • 三十八 三矢への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     ああ、終わってしまった……。
     物凄い寂寥感です。
     いえ、元就君の地獄はこれからだ!
     なんですが。
     最後に思い起こされるのが、元綱さんなのが尚更胸にきました。とても良かったです。

    作者からの返信

    長きにわたり、拙作をご覧いただき、ありがとうございます。

    吉田郡山城の戦いそれ自体は、結構見どころのある戦いだと思うんです。
    死兵と化した尼子久幸さんとか、凄い「いくさ」を展開しているし。
    ……でも、拙作のテーマは「どろどろ」であり、おっしゃるとおり「寂寥」なので、その辺はサラッと描きました。
    そしてこれもおっしゃるとおり、元就の「地獄」はつづきます。
    手始めに、第一次月山富田城の戦いという負けイベントが待ち構えているし(笑)
    厳島の戦いという大金星がありますけど、その時、妙玖さんはすでにこの世の人ではないんですよね……。

    そして相剋ではなく、相合にたどり着く。
    元綱さんが死を賭して伝えたからこそ、謀神は人間味を失わなかった、というオチを考え、ついにその着地点にたどり着きました^^;
    その辺を「良かった」とおっしゃっていただいて、嬉しい限りです。

    ありがとうございました。

    そして、おそらくは、私のすべての作品をご覧いただいたことになるかと思います^^;
    たいへん恐縮で、そして嬉しゅう存じます。
    これまでおつきあいいただき、誠にありがとうございます。
    そしてこれからも、よろしくお願いいたします。
    本当にありがとうございました。

    ではではノシ

  • 三十七 謀神への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     まさかの尼子爺ちゃん視点に驚きました。
     清盛さんから見た頼朝さんというか、「あ、やべ、育てちゃった」というやつですね。
     毛利家、それにしても大内と尼子に挟まれて、よく生き延びたもの。
     改めて元就さんの凄さを思い知りました。面白かったです。

    作者からの返信

    かつての大内義興の如く、上洛したら、本国で危機^^;
    そんな尼子詮久です。
    ……まあ、ジッチャンの経久がいるから、そういう蠢動は何とかなるだろうと踏んでいたんでしょうなぁ(遠い目

    で、その、ジッチャン視点にしたのは、元就視点にしてしまうと、吉田郡山城の戦いを詳述しないといけないからです(オイ
    実はこの「相剋」、公募用に書いておりまして、その字数規定の関係で、吉田郡山城の戦いはオミットする羽目に(泣

    まあでも、尼子経久はツイン主人公のひとり、という位置づけなので、ある意味経久の視点で書いて良かったなぁと思っております^^;

    そして元就は、あの奇蹟的な初陣を、奇蹟のままにせずに活用し、よくぞここまで伸長したなぁと書いていて感じました。
    この辺の「奇蹟のままにしない」を突き詰めると、第六天の魔王という化け物になるわけですが(笑)、元就の場合は謀神に成りました^^;

    ありがとうございました。

  • 三十六 向背への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     詮久さんは詮久さんで傑物なんですよね……。
     人に好かれたらしい親父さんが生きていれば、運命は変わったのか。全盛期元就さんが相手じゃ、やっぱ無理かorz
     いよいよ決戦が近いですね。面白かったです。

    作者からの返信

    詮久さんは結構やり手なんですけど、いかんせん寿命が……。
    それに比して謀神はさらに長く生きるというチートを発揮してしまったからなぁ^^;
    やはり尼子は、元就の「近くにいた、お前が悪い」状態です(笑)

    そんな尼子ですけど、詮久さんという若き狼に率いられ、ついに東進へ。
    かつて大内が上洛した時も、安芸で風雲が吹き荒れましたが、果たして今は。

    ありがとうございました。

  • 三十五 対面への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     尼子の爺ちゃんの悲嘆は、元就さんもいずれ行く道(°°;)
     彼と次男、三男の快進撃は、長男をすり潰すカタチで成立した無茶だったと、亡くなって初めて思い知りますからね。
     でも、生き残るために、他にどんな選択肢があった?
     と問われれば、尼子の爺ちゃんも元就さんも、やっぱり最善と信じて走ったし、そして奇跡を作りあげる英傑であり、謀の頂点でもあったんですよね。だからこそもの悲しいなあ。
     胸に痛かったです。

    作者からの返信

    宇喜多直家「呼んだ?」
    ↑こいつも大概ですけど(笑)、やはり三謀将なんて言われているけど、どいつもこいつも修羅の道を歩んでいるなぁ、という印象です^^;

    たしかに、おっしゃるとおり、それは最善であり、最高を目指すための道だった。
    そして最強になった……オーマジオウのように。
    でもそれは過去の自分から見たら、やっぱり駄目なんじゃないかと思われてしまう……。
    たしかに哀しいですね。

    ありがとうございました。

  • 三十四 人質への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     尼子の爺ちゃんと、元就さん。
     まるで沈む太陽と、昇る太陽の差のようなエネルギー差を感じますね(⌒-⌒; )
     全盛期の爺ちゃんなら、元就さんとも互角以上に渡り合うでしょうが、感情が枯れたか、心を読めなくなっている気がします。
     描き方が興味深く、面白かったです。

    作者からの返信

    この頃、尼子のジッチャンもさすがに寄る年波には勝てなくなってきた、という印象があります。
    詮久と義兄弟、というのも別にいいんですけど、やはり婚姻や人質に比べるとパンチに欠ける^^;
    誰かの娘を養女にして、元就か隆元に送り出す、くらいのことをしないとアカンかったのでは、と思います。
    でもそうすると妙玖のオカンが黙ってない訳で……(笑)

    尼子のジッチャン、とにもかくにも、これで塩冶興久への対策は何とかなりました。
    興久を鎮圧すれば天下へ。
    しかしその段階に至って、ご指摘のとおり、ジッチャンの「冴え」は今一つ……。

    ありがとうございました。

  • 三十三 山口への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     おおーっ、義隆さんがこういう風に描かれると、バシッとイメージできて嬉しくなりますね^ ^

     京都はこの時代、もうダメだ。
     ……だったら鎌倉を作ればいい。
     ……だったら江戸を作ればいい。
     だったら東京をげふんごふん。
     だから、本作中の山口をというのも、あながち間違いではなかったはず。
     
     え、義隆さんが色ボケて内紛?
     全く大丈夫じゃないや(^◇^;)
     でも、この時は、元就さんとやりあえるくらいには賢君だったんだなあ。面白かったです。

    作者からの返信

    義隆さん、最後のあたりがアレなので、いろいろと酷い扱いを受けていますが、ちゃんとした教育を受けているサラブレッドなので、こういう風に考えていたんじゃないかなぁ、という想像です(笑)

    京都に上洛して、というのは理想ではありますけど、あまり実入りが無いというか、上洛しているうちに本国が……というテンプレが出来上がった時代なんで、義隆としては好判断だったと思います。
    京都がアカンなら、じゃあ京都にいればいいじゃないと幕府を始めた足利さんが、ご覧の有り様(笑)になってしまったのが、やっぱり大きかったのでしょう。
    それはのちの維新政府にも。
    だって維新政府には、これじゃ守れませんと言い切るデコッパチがいたし(笑)

    さて、そんな義隆さんですが、ラブラブだったはずの陶晴賢さんとケンカして\(^o^)/オワタとなる運命です(笑)
    やっぱり年を取って守りに入ったのが、陶さんとの「ズレ」が発生した原因でしょうね。
    でも今はまだ若く、逆に老臣たちをリードする立場ですから、元気溌剌と、謀神とトークを愉しんでいます(笑)

    ありがとうございました。

  • 三十二 遠交への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     うーん、悩ましい。
     元就さんは元就さんで、奥さんを失った後、謀に取り憑かれた気がするんですよね(^◇^;)
     勝って、勝って、勝ち続けた。
     なのに長男の隆元さんが亡くなった途端、猛将も名将も抱えながら拡大できなくなったのは……。
     元就さんは絶対にハメてくるって、めっちゃ警戒されたからじゃないかなあ。
     隆元さん、生来の気質かも知れませんが、相手を信用させるという一点では、父親も弟二人も凌駕する器の持ち主だったみたいですし。
     あ、母親の妙久さん譲りだったのかも、と今話を読んで、すっと、そんな気がしました。面白かったです。

     

    作者からの返信

    元就さん、実は奥さんがいるから吉川家乗っ取りはやめておこうと思っていた節がありまして……そこへもって奥さんが亡くなって、しかも吉川家でお家騒動というかダメダメな当主がヤンチャしたらしくて、「機」が出来上がってしまった、という……^^;

    思えば吉川家乗っ取りが、ひとつのターニングポイントで、そこから小早川とかいろいろ……(笑)
    そしてやがては厳島という舞台に上がって、さあこれで、というところで長男夭折。
    長男・隆元は、山口でいわば最高の教育を受けており、しかも大内義隆という、文化面では最高峰の人の薫陶もあり、そりゃあ皆仲良くなろうとするよなぁ、と思います。
    だからこそ陶晴賢についてはヌッ殺すと一番吠えていたみたいだけど(義隆の仇だから)……^^;
    でも、言われてみると、たしかにそういう情が濃いところは、母の血かもしれませんね。

    ありがとうございました。

  • 三十一 叛乱への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     大内さんが貿易という手段で京の代替を造ったのに対し、尼子さんは京を求めて東進したというのはなるほどと思いました。
     ……尼子さんの支配した国々って、そこまで裕福でもないですし。やっぱり痩せても枯れても畿内が欲しかったのかなあ。

     塩治さんが立ちどうなるのか楽しみです。面白かったです。

    作者からの返信

    大内さんって、百済王の子孫という「設定」の一族なので、義隆さんとしてはそこに忠実に従っている、大陸との交流を盛んにしている、というつもりなんでしょうね……。

    一方で尼子さんは、かつての山名宗全のように、中国地方を制して都へ……というところなんでしょう。
    西進して大内に当たるよりは、東進して各個撃破していく方が楽、という考えもあったんでしょうけど^^;

    そして塩冶さん。
    ついに叛するわけですが……裏でジッチャンがどう動くのか。
    ジッチャンってやっぱ凄いな、というのがここからの動きですけれど……^^;

    ありがとうございました。

  • 三十 侵略への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     うわあ、うわあ( i _ i )
     これをやれちゃうから元就さんは怖いんだよ……。
     四谷軒様がこれまで描かれてきた熱血漢な元就さんではなく、死の鎌を振るう謀神という一面がまざまざと綴られて戦慄しました。
     こっちの方が正しいんだけど、しくしく。面白くも悲しかったです。

    作者からの返信

    尼子さんとか大内さんとかに揉まれて鍛えられた元就。
    ついに謀神として覚醒した様子です^^;
    高橋盛光や重光の凶行はどうやら史実っぽいので、これはやはり元就の仕業ではないかと思います。
    まあ、娘をやられたというのがトリガーになってしまったと思います。
    「養女」として差し出したのに、それを殺しちゃったら、そりゃあ「じゃあ血族同士でやり合えよ」と仕返しするよな、と。

    ……こうして産声を上げた「謀神」毛利元就。
    彼の謀略は中国の天地を覆う。
    尼子や大内も、もはや呑み込まれる運命に……。

    ありがとうございました。

  • 二十九 策動への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     大内の大将が亡くなり、尼子が敗戦でがたつき、塩治さんが余計なちょっかいかけた結果、毛利と高橋がちょうど空白地帯になってるんですね(^◇^;)


     娘さんのことがなくても、決戦不可避だよなあ。だって、両家どっちにとっても邪魔だもの……。
     元就さんが妙久さんの存在でギリギリ人間を保っているのが印象的でした。
     面白かったです。

    作者からの返信

    おっしゃるとおり、中国地方の地政学上の配置に加え、このような各勢力の内情が、安芸の毛利と石見の高橋をエアポケットのような感じにしてしまいました。
    そしてこんなオイシイチャンスを元就が逃がすわけもなく……。
    そんなわけで毛利と高橋のタイマンが始まります^^;
    タイマンというか、毛利は密かに根回しして、大内とか尼子とかを味方にしていますが(笑)

    ちなみに元就さんと妙玖さんも、この時娘さんが亡くなったことを激しく後悔し、その分、次女に愛情を注いだという話です。
    ……このあたり、謀神も人間性を残しているのだな、と思って、今回のエピソードを書いた次第^^;

    ありがとうございました。

  • 二十八 復古への応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。

     父ちゃん死んでるから、大内さんとしても尼子を塞ぐ盾は欲しいし、元就さんも背後を気にしては戦えないものね。
     大内さんと陶さんもしたたかで、そして元就さんも負けてない……。
     ギリギリのせめぎ合いで同盟が成立したという描写が恐ろしくも素晴らしかったです。
     面白かったです!

     

    作者からの返信

    大内義興さんは何だかんだ言って管領代にまで成り上がった天下人ですからね……。
    義興さんを支えた陶興房も老将であり、先がない。
    と、来れば……やはり謀神を味方にしておくのがベストだったんでしょうね。
    義興の死を契機として、逆にそれを古い恨みを捨てる契機、と思わせる大内サイドの戦略の勝利でしょう。

    ただ、それを尼子のジッチャンが指をくわえて見ているわけもなく……^^;

    ありがとうございました。

  • 二十七 動揺への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     巨星が落ちてすぐ、先だって負けた毛利を懐柔にかかれるあたり、陶さんも、色ボケてない時の大内さんも強かだなあって。
     高橋さんは、大内尼子の両方から諦めモード入ってるのが哀れ(^◇^;)
     そして塩治さんは誰も知らないところで暴走していた……どうなるのかハラハラします。

    作者からの返信

    大内義隆も陶興房も、毛利元就についての認識って、そもそも大内義興も「神妙」と感状を贈った相手、ですからね……^^;
    その辺の事情も作用して、毛利取り込みに舵を切ったのでしょう。

    高橋さんは……まあ、元就の「近くにいた、お前が悪い」状態ですから(笑)
    あと、いろいろと言いたいことはあるんでしょうけど、やっぱ有田中井手の時のやらかしを、元就が忘れていないところがなぁ……(遠い目

    そして塩冶さん。
    どちらにせよ、経久のジッチャンに目を付けられた感じになってるので、もう暴走するしか無いような……(笑)

    ありがとうございました。

  • 二十六 交錯への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     塩治さんについてはまさかの足下ズサーが、逆に尼子のじいちゃんらしいと思います。
     あくまで私のイメージですが、中国三大謀将の中で一番人間らしいというか、修羅道ながらも温かみがある。
     宇喜多さんは人間味を越えて、情念のあまり触れれば燃える地獄の業火だし。
     元就さん? 私の中ではコキュートスみたいな感じですね>▽<(おひ
     だから御作は色々と発見があって、実に楽しく面白いです。

    作者からの返信

    塩冶さんはねぇ……やっぱり尼子家当主になれなかった、あるいはなれないという点をフォローしてあげなきゃあかんかったと思います^^;
    成功例である毛利家ですら、隆元が「弟たちが言うこと聞かないから辞めたい」とこぼしているぐらいなのに(笑)

    で、経久のジッチャンはジッチャンで、「せっかく名門・塩冶家の当主にしてあげたのに。反抗期?」とか思ってるんでしょう(笑)
    まあその辺が、うっかりさんなところが、確かに人間味があるというところでしょうね。
    この人、家臣には優しいし。
    物欲しそうにすれば、庭の松の木を切ってまで「あげる」と言う、面白爺さんだし(笑)

    宇喜多さんは……うん、彼、理詰めというか将棋指しというか、そういう冷静さと、逆に恐ろしいぐらいの劫火を内に秘めてますし^^;

    そして謀神。
    ……いや、この人については言うまでもないでしょう(笑)
    戦えば勝つし、負けても謀略で覆すか対等に持ち込むし……何なのこの人^^;

    図らずも(?)三大謀将を書くことになり、いろいろと個性があるなぁと、私もしみじみ思いました(笑)

    ありがとうございました。

  • 二十五 落日への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     この時代、敵の裏の裏をかく策謀がひしめいているんだなあ。
     と改めて実感しました。
     尼子の爺ちゃん、軍勢の動きだけで様々なものを見通して、やっぱり怖いよ。面白かったです。
     

    作者からの返信

    やってる当人にそんなつもりは無くても、周りが「罠ではないか」と思ってしまう魔界、それがこの時代のこの地方です^^;
    その究極が謀神なんですが……(笑)

    さて、尼子のジッチャン、大内の不自然な動きを知っただけで察してしまいました。
    まあ忍びを埋伏させているでしょうし、返り忠している部将もいるでしょうから、その辺の周辺情報も踏まえて、そうと判じたのでしょう。
    でも、このあたりのセンスというか肌の感覚は、やはりジッチャンならでは。
    怖い怖い^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    二十四 悲劇への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。

     何も言えない(T ^ T)
     全員が思うままにカードを切ったら、適切に破滅へ向けて上がってしまった、みたいな感じです……。

     元就さんは勿論、高橋家も塩治も望んでなかっただろうし、下手すると尼子の爺ちゃんすら「特に指示してないぞ?」と首を傾げそう。
     決戦不可避ですね(u_u)

    作者からの返信

    史実は、高橋家が毛利家の娘を始末してしまったらしいのです。
    そしたら、謀神が……という流れなのですが、拙作では何というか、こういう感じにしました。
    何というか、人間のドロドロとした感じというか、誰も悪いことをしているつもりはないのに、そうなってしまうという感じを描いてみようと思いまして……。

    そんなわけで、塩冶さんの立ち位置が尼子家内で微妙なところでこんなアクシデントが発生してしまいました。
    尼子家も、爺ちゃんを中心として、大渦が発生しそうです^^;

    ありがとうございました。

  • 二十三 悪手への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     困った。
     娘さんも含めて誰も信用できない><
     高橋さん家、こんな状況じゃ、選択すらままならないだろうなあ。
     と改めて厳しさを実感しました。面白かったです。

    作者からの返信

    高橋家、この家も躍進を遂げた時の当主や嫡子が亡くなった挙句……の家です。
    そして何より情報が少ないので、もう想像で書いています。
    なんたって、勝者たる毛利家が残した記録しかないし(笑)
    でも内訌が生じて(生じさせられて)……というのは史実っぽいので、そんな空気を醸し出してみました^^;

    ありがとうございました。

  • 二十二 高橋への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     うーん、この張り詰めた空気、ビリビリしますね(^◇^;)
     とりあえず高橋さんは、こう、なんだ。どう選択しても、元就さんのデスノートに「殺す」って書かれてる気がします。死亡フラグがはためいてる……。
     しかし、尼子さんまで巻き込むのかあ、安芸は地獄だなあ。面白かったです。

    作者からの返信

    高橋家は、あの有田中井手の戦いの直前に、毛利家乗っ取り未遂という「やらかし」をしているわけで……。
    そして元就の娘を人質として召し上げていて……。
    後世のわれわれから見ると、「うしろ! うしろ!」とか「早く逃げて!」と言いたくなるわけです^^;

    高橋家としては、毛利家より格上だし領土あるし、尼子家とのコネもあるから、まあ大丈夫だろうと思っていた節があります。
    でも格上や領土ある相手を「食って来た」毛利家であり、尼子家とのコネも、この時点では元就がキャンセルできてしまうという……^^;

    ありがとうございました。

  • 二十一 塩冶への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     塩治さん、どこかで似た作戦があったような(⌒-⌒; )
     いえ、子供を送って家乗っとりって戦国時代ではありふれた作戦だったのかも知れませんが、反逆されてはもともこもない。
     まさか、尼子さんがトチるとは。
     晴久さんが無能とは言いませんが、こういった種が重なって新宮党粛清に繋がったのかなあ。
     色々と考えさせられる回でした。面白かったです。

    作者からの返信

    戦国時代とかでわりとありがちな作戦かも(笑)
    乗っ取りとまではいわなくても、娘と娶わせて一族扱いにする(例:今川義元→徳川家康)とか、婚姻政策はやっぱり有効と思われていたんでしょうね^^;

    しかしまあ……尼子経久も老いた、ということなんでしょうね。
    だから息子が「俺も親父のように」と立ち上がるし、周囲の国人たちも「今なら」とついてくるし……。
    最も身近で、最も怖い立ち位置ですからね……息子って。
    かの朱全忠も息子に殺されたし……。
    そう考えると新宮党ってホント「怖い」^^;

    ありがとうございました。

  • 二十 退陣への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     後のことを考えれば、元就さんの長男に、政治経済のノウハウ叩きこんだのは義隆さんですからね。
     興味はあったでしょうし、自分の知識を託す者としても見ていた。
     今回も戦略レベルではちゃんと見抜いている。……痴情のもつれをやらかしたのがつくづく残念なお人ですね。
     今後、そうなると〝わかる〟描写をされているから、上手いなあと惚れ惚れします。面白かったです。

    作者からの返信

    そうなんですよね。
    当時、少なくとも西国においては最高峰の都、山口において、毛利隆元に最高の教育を与えたのは大内義隆です。
    義隆としては、大内政権をより盤石なものにするために、その柱石を求めていたのかもしれません。
    そもそも義隆それ自身もかなりの知識と教養を誇る、高スペックの人材なんで、「やる気を出せば」それなりにやれると思います。

    でも、どぎつい敗戦と「恋人」との衝突が、義隆のメンタルを崩してしまいました……。
    このあたりが義隆の限界であり、やはり太平の時代に生まれなかった不運ですね^^;

    ……そういう、「それなりにやる」けれど「限界がある」という感じに書ければなぁと思って書いておりましたので、お褒めいただき、とても嬉しいです!

    ありがとうございました。

  • 十九 夜襲への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     うん、ここで嫡子を討ち果たしたら、本気の大内と喧嘩になる。尼子が頼りにならない以上、退いてもらうのが一番いい。

     そう思っても、中々できることじゃないはず。
     元就さんが恩とかふざけんなって、キレたのは本心だと思うんです。その上で自分をコントロールし切るのは、やはり凄いなあと改めて思いました。面白かったです。

    作者からの返信

    負けても負け過ぎず、勝っても勝ち過ぎず……という某フェザーンのようにコントロールをこころがけていたのでしょう(笑)
    そんなわけで元就さん、その戦略に基づいて、己をも統御します。

    ちなみに陶興房って結構負けなしの名将で、数少ない土をつけられた相手がこの毛利元就です^^;
    元就……興房を討てば大金星で、武名は隠れなきものになる、という欲望があったかもしれませんが、やはり抑えました。
    まあそれもやっちゃうと大内さんが激おこぷんぷん丸なんで、そりゃあ抑えたとも思います^^;

    ありがとうございました。