第2話 リュウノモリ

広い宇宙の片隅に、中心に向かって渦を巻く星の集まりがあり、その中に自ら光る星「太陽」があった。

太陽の近くには、いくつかの星が太陽を中心として回っており、3番目に太陽に近い場所に青い星がある。


青い星の表面は、4つの大きな大陸と広大な4つの海でできていた。


氷の大陸も2つあるようだ。


最も大きな大陸の極東に、弓なりに沿っている小さな島があった。


ヒノクニと呼ばれているその小さな島が、今回の物語の舞台である。


そこには、様々な生き物がいた。固有の属性をもつ「リュウ」と呼ばれる存在が島を守るとされ、リュウを守る使命を与えられた何種類かの島の生き物は、「リュウノモリ」と呼ばれる。リュウノモリは、リュウノモリ同士で意思疎通を取りながら連携してリュウを守るよう、様々な能力を与えられた。


最も数が多かったリュウノモリは、「ヒト」と呼ばれ、他種族のリュウノモリはヒトに合わせて姿を変え、思念、音、声、仕草で意思疎通を取るようになった。

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