佐沼帝国

鷹山トシキ

第1話 2015年スタート

 1月1日

 同日より全国的に大雪となり、京都市では3日早朝にかけ積雪量が観測史上3位タイとなる22cmに達し、1954年1月以来61年ぶりに20cm超の積雪を記録。

 鹿児島県のAMラジオ局・南日本放送(MBC)が92.8MHzでFM補完放送を開始。

 僕は栃木県に住んでいたが様々な珍事に巻き込まれた。

 僕は三次みよし市にやって来た。

 中国地方の中心部に位置している市である。江の川の支流が三次盆地で合流するため、河港として栄え、古くから山陰-山陽を結ぶ文化・経済・交通の要衝の地として機能してきた。現在でも、中国自動車道・中国やまなみ街道(尾道自動車道・松江自動車道)・芸備線など三次市を中心に放射状の交通網が整備されている。

 広島県内に降る雨の約3分の1が集まっており、豊かな水に恵まれている。河川の合流により晩秋から早春にかけこの地方では霧が生じやすく、地元では霧の町と呼び霧の海にたとえられる。「三次」の由来は、古代からの郡名によるもので、「水(み)」と古い朝鮮語で「村」を意味する「すき」があわさって「水村(みすき)」となり、その後「みよし」に転じたという説が有力とされている。あるいは、河川の集まる地という意味の「水寄(みよせ)」が訛ったとする説や、『和名抄』三次郡の項目に見られる、「上次・播次・下次」の三郷を合わせて「三次」と呼んだとする説も考えられ、いずれにしても古代より交通の要所であった証跡を伝えている。


 三次市の中心部は、中国山地と吉備高原の間に位置する標高150~250mの三次盆地である。中心地の三次町はかつて「五日市」とも呼ばれ、江戸時代に広島藩の支藩、三次藩の城下町だった時期もあり、市街地の旧街道には卯建のある商家が並び、数多くの史跡や忠臣蔵ゆかりの古寺などが存在している。三次駅のある現在の都心地区は、かつては「十日市町」という別の市町村で、西側に位置する城下町、三次町(五日市)と対応する「市」として発展してきた。三次町と十日市町とで双子都市圏を形成している。


 ブドウの栽培が盛んである。大量の規格外ブドウの活用のためにワインが生産されており、1994年(平成6年)には広島三次ワイナリーが開業した。それ以来観光客が増え続けており、広島県内陸部を代表する観光都市となっている。


 面積は2004年(平成16年)に周辺6町村と合併したときから近隣の6自治体と合併した新・庄原市が2005年(平成17年)に誕生するまでの1年間、中国地方の市では最大だった。


「元旦なのに一人旅ですか?」

 ロビーで宿の主人、嵐山猪之助あらしやまいのすけが言った。

「ええ、妻に先立たれ、息子とは別々に暮らしているんで」

 妻の海子うみこは友達と日光市に出かけたときにかまいたちに殺された。海子は戦場ヶ原で死んだ。海子が死んだときつむじ風が吹いていたらしい。妖怪に詳しい元刑事の江戸修えどおさむによれば大昔の日光市では剣豪が本人が気づかない間に内股に約15cm程度の、骨が出るほどの深い傷を受けたそうだ。傷口の大きさのわりに出血してなかったらしい。

 江戸とは高校生の頃からの腐れ縁だ。

 息子の勝男かつおは東京の商社で働いているが、最近新宿中央公園で不思議な穴を見つけたらしい。

 三次には妖怪を倒すことのできる不思議な刀が眠っているそうだ。  


 僕は三次陣屋に向かった。

 三次陣屋は、備後国三次郡(のち双三郡)三次(現・広島県三次市三次)にあった日本の陣屋。三次藩浅野氏の陣屋。

 寛永9年(1632年)、広島藩主・浅野長晟の庶長子である長治が5万石を分与され、三次藩が成立し、その居所として陣屋が築かれた。


 三次藩は長治以降は長照、長澄、長経と続いたが享保4年(1719年)4月に、長経がわずか11歳で早世したため所領は広島藩に還付された。同年10月、長経の弟長寔が再び5万石を分与されて三次藩が再興されたが、翌5年にわずか8歳で没したため三次藩は再び廃藩となり広島藩領となった。

 刀はなかった。


 中国は三男坊を生むことが出来ないらしい。日本は自由に子作り出来る。

 

 さらに鳳源寺に向かった。

 赤穂義士大石良雄手植えの桜(浅野長治の娘、阿久利姫(のちの瑤泉院)が赤穂藩藩主浅野長矩の夫人として輿入れの際、赤穂藩家老大石良雄がこの地を訪れ、手植えたと伝えられている枝垂れ桜)や、

義士堂(赤穂浪士47人の出立の姿を模した木像を安置する義士堂)などがある。ここにも刀はなかった。


 宿には4時頃戻って来た。

 疲れていたのか8時過ぎには寝た。

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