#45 あなたにとって幸せな再開

そして、時は少し過ぎる。


「おい、ここにある、機械の数は?」

「一つです。」

「わかった。抵抗した場合はすぐに、捜索を開始する。外にいる奴らもわかったな。」

「はいはい。わかりましたよ。」


そんな会話が受信機から聞こえる。


「だとしても捕まえる気はさらさらないけどね。」

「まぁ。君がそれでいいならいいんじゃない?」

「理由はないけどね。強いて言えば戦いたくない。」

「まぁね。私もそれは賛成。」


そうなことを言っていたら、家の方に行っていた捜索隊が、機械を回収したらしい。


「おい。それ貸してみろ。」

「あぁ、はい。」

「うーん。…なーんか引っかかるんだよなぁ。」


と、そんなことを言い始めた。


「なーにが、引っかかるんだよ…。」

「良くはわかんないけど.…なんか材質が…。」

「…?」

「これ…偽物じゃねぇかよ!?」


そんな大声まで出し始めた。僕たち二人は呆れていた。


「わざわざそんなに騒がなくても…。」

「…まぁ、それなりのプライドっていうものがあるんでしょうね。あんまりにも大きいプライドは鬱陶しいけど。」


まぁ、あんまりにも騒がしいのは嫌だなぁ。うるさいしなぁ。


「おい!扉を開けろ!」

「はい!」


そうして受信機の会話が途切れる。


数秒後。


「おい!お前ら!奴らが脱走した!すぐに周りを捜索しろ!」


はいはい。そうなると思ってた。


「…もしかして未来視えてた?」

「…うん。わかってた。」


僕は、未来が視える眼鏡をかけている。だから、機械が偽物なのも、僕たちが探さないといけないのもわかっていた。


「見つけた。」

「あ。やば。」


つまり、この場所に来るのもわかっていた。


「と思ったけど。懐かしいなぁ。一回戦ったよね。今回決着つけたいけど...。」


そこにいるのは、かつて戦った女と、病院で戦い中、急に女と入れ替わった男が立っている。


その男は病院で戦い中、急に女と入れ替わった。女の能力か、男の能力かは知らないが。


だとしても、戦いに集中しすぎて、女のことを忘れていた。


「そんな状況だしね...。見逃してあげるよ。」

「いいのか?」

「別に。次決着つければいいし。ほら逃げな。偽物あげたことで、お怒りなんだから。」


ありがとうと言われ、奴らは逃げていった。


「いいの?逃して。…なんて聞くのも野暮か。」

「まぁ、大丈夫だろ。」

「さっき、お怒りだって言ってたのにね。」


よって、僕たちは逃したことにより、怒られてしまった。


しかも、家の方に行った、捜索隊は、偽物の能力の機械を持ってきたことにより、さらに怒られていた。だったら、GPSの位置がみえる、タブレット渡せばいいのにね。


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