#40 結局

その眩しさには、まともに、目を開いておくこともできない。


「...やぁ。はじめまして。...あぁ。眩しいかい?」


といって、眩しかったのが無くなった。


「あなたは...?」

「私は、付喪神。貴方達が作った武器のね。」

「は...?」

「まぁ...。わからないのは無理もないよ。だって急にきたのが、神とか言うしね。」

「はぁ。」

「じゃ、これを言ったのなら良くわかってくれるかな?...私は君に能力を与えた張本人だよ。」


そう言われ、少し、イラついてしまった。


「お前か。なんで俺にこんな変な能力を与えたんだ...?」

「ふふ。それは君に素質があったからだよ。能力に飲まれても精神崩壊しない、精神力。一度死にそうになっても、今。生きている、この生命力。そして、痛みに耐え抜く、忍耐力。これらを持っている人間はなかなかいない。」

「だからといって、何も言わずに与えるのは...。」

「でもきっと、なんか言って渡すことになったなら、きっと受け取ってくれなかったでしょ?」

「...。」

「その時はまだ、精神力も、生命力も、忍耐力も、何一つ持っていなかった。」

「でも、素質があったから、選んだんでしょ?」

「そう。君が一番素質があった。この世界の中で。」

「なんで...僕を選んだの...?他にもいるはずでしょ...。」

「君しかいないの。私にとっても。君にとっても、いい取引だと思うけどなぁ...。」

「...。何が俺に得なんだ?」

「お、聞いてくれるかい?」

「あぁ。話ぐらいなら。」



先輩と病院を歩く。攻めてきた、AKの奴らは、かなり罠でやられていた。僕ってもしかして、罠の作るのがとてもうまいのかも...?


「あ、そこ罠ありますよ。」

「え?どこ?」

「そこです。開けないでくださいね。」

「えぇ...。大丈夫ですよ。」


そう言って、エレベーター前に着いた。そこには、二人の溺死死体があった。


2階に上がる。長い一直線の廊下は、半分ほど、真っ赤に染まっている。


もちろん。僕が仕掛けた罠でこうなっている。


「うわぁ...。...行きたくないんだけど。」

「...行こうって言ったのは先輩ですよ?」

「そうだけどさぁ...。」


顔をムスッとする先輩。


「こういうのは言って欲しかったなぁってね。」

「...滑りますからね。あんまり速く行かないでくださいね。」

「...はいはい。わかってますよーだ。」


そう言って、進んでいく。ちなみに、先輩の肩に手を乗せ、体を半分引いてもらいながら、進んでいる。


先程戦っていた部屋に着く。先にいる奴は、ただぼーっとしている。外の火はないが、中の、シーツはしっかりまだ燃えていた。


「僕が見てきますから。」

「大丈夫?」

「はい。大丈夫ですから。」


そう言って、奴の近くにいく。


無音。


耳を澄ますと、火の音と一緒に鼓動が聞こえる。打ったはずなのに。なら。


腕を刀にする。


「苦しみなく殺してやる。」


そう言って振るう。が...


カーン‼︎


その刃は、肉体まで届かなかった。


「最後まで気は抜かない性分なもんでね。」


パーン‼︎


盾で弾かれた刃は銃弾で折れ、その銃弾は僕の...


心臓を貫いた。

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