#11 体力測定
少し前に発表されていた、2の4へ行く。クラスの中には、半分ほど人がいた。
「おーっす。おはー。」
「おはよう。どう?久しぶりな学校は。」
「いや。きつい。帰っていい?」
「早いなぁ。体力つけたら?」
来て早々話したこいつは、
「おはー。お、珍しい。
「おはよう。今日の予定なんだかわかる?」
こいつは
「体力測定だよ?」
「体力測定だが?」
*
バスに乗り、陸上競技場みたいなところにきた。毎年、ここで体力測定をしているらしい。
先生の話を聞き終え、競技をする前に準備運動をする。久しぶりの運動
……だと思っていたが、昨日、記憶がないうちに運動しているし、体が若干痛いので念入りに運動する。
50m走をする前に、陸上競技部の走り方を真似してみる。模倣の能力を使えば、走り方を真似して、速く走れると思っていたが…
「はぁ…はぁ…」
めっちゃ疲れる。やはり、体力の差というのは、方法ではカバーできないらしい。
「めっちゃ疲れてるね。それじゃ、本番全然走れないんじゃない?」
「大丈夫だと思う。今から休むから…。」
息を切らしながら、ゆっくり休む。久しぶりすぎて、呼吸の仕方まで忘れている気がする。
*
50m走の記録は7“9。素人なりには意外にもいい記録かなと思う。次は長距離だが…すでに苦しいため、座って休む。
前半に走る人たちは、念入りに、準備をしている。僕は後半のため、こうやって、日陰で休んでてもなにも言われない。
前半に走る、陸上部の
いろいろ疑問に思いながら、彼の走りをみる。なんとも軽い顔で1500mを走っている。
他の人たちは化け物だとか、人間卒業してるとか言っている。
そんなわけあるか。
前半が走り終わり、後半の番。僕は
タイムは8‘57。頑張った方だと思っている。あとはハンドボール投げや、立ち幅跳びなどは、僕の体の筋肉が少なすぎて、記録は晒せないほど酷かった。
「よ〜。どうだったよ、体力測定。引きこもりのお前にはキツかったか?」
帰りのバスでめっちゃ煽ってくる
「あったりまえだよなぁ。どうだ?お前も引きこもりになってみて、この辛さを体験してみないか?」
「いや〜。やめとくよ。辛いのを体験したくない。」
「そうか...。お前ならわかってくれると思っていたんだけどなぁ...。」
そう言って、窓を向き、寝たふりをする。
『なぁ、リンセ。』
『…言いたいことはわかります。』
『じゃ、やっぱりあいつは…』
『はい。十中八九能力者でしょう。』
『じゃ、話した方がいいのかな…?』
『自分のことですか?』
『うん。仲間がいる方が心強いでしょ?』
『いや。言わない方がいいです。』
『なんで?』
『いつ裏切るかわかったもんじゃないから。』
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