第31話 新たな問題
「
「まさかこんな所に来ていたとは。普通の人間とは考えられないな」
「実は
「それをアイツが取り逃しよったんです」
「良かった。
「私は…私は…頼りないのでしょうか? 国民の安寧を作ることは出来ないのでしょうか? それは私に三貴子の資格がありながら闘う意志がないからでしょうか?」
「
「
「何故、そのようなことを?」
「お前の目は異常なほどに発達してるのは知ってる。
「まさか、先生に褒められるとは思っていませんでしたよ。確かに
(怨霊で霊力を持ち合わせている? まさか…
「とりあえず用心していることに越したことない。すまないが
「先生に言われなくても、これは私の任務ですから」
「それで
「とりあえず京都に帰ろう。
♦︎ ♦︎ ♦︎ ♦︎
そして、
「えらいことになってはるなぁ。
「伝えたいこともありますが、聞きたいことも山のようにありますから、後ほど集合してください。あと
「ここんなります。三人とも酷い怪我しとります。私の術式で治療はしてんけど、それでも暫くは要安静です」
「やぁ、
「
「すまないね。とりあえず三人とも無事で良かったよ。話は少しだけ聞いたけど、何があったんだい?」
「
「俺…
「
「呪力はまだ戻ってへんみたいな感じやった。マジの
「そうか。
「それから二日後。コイツの死んだ友達の親が訪ねてきた。色々説明はしたが信用できる話じゃないと出て行った。そしてその日の夜に
「
「そもそも
「実在したよ。
「俺と
「東京の方でも大事になる事件はあった。これからどうするか、皆で決めたいと思う。明日には五摂家を招集させるとしよう」
「父、伝えたいことがある」
「どうしたんだい?」
「アイツについてだ」
「アイツ? あー
「アイツは皇族の血を引く者で間違いない。
「………そうか。そうなるとあの時の感覚は間違いじゃなかった。
「それでどうするんだ?」
「今、殺すことを考えていない。三大悪妖怪を完全に祓うことが先だ。その為には
「何か言いたそうな顔だね。情でも湧いてきたのかい?」
「なんでもない」
「あれは少し情が湧いているな。
こうして
怪異師伝奇 荒巻一 @28803
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