第26話
時計は朝8時を指している。
ここは太陽の光が入ってきていないから朝か昼、夜なのかは分からない。
地下室だから仕方ない。
確認するには時計だ。
みんな、酔いつぶれているようだ。
瓶をあちこちに落ちている。
安心したことがある。 みんな、昨日のことを覚えているようだ。
アンは机にもたれかかって、眠っている。
体をゆする。 起きない。
少し地下室を散歩する。
ロッキー博士に変化はないだろうかと気になり、部屋をのぞく。
台には人がいない。 意識が戻ったのだろうか。
他の部屋をまわる。 どこにもいない。
心配になり、ジョン博士をおこす。
顔は赤く、相当飲んだようだ。
酒のにおいがする。 体を何度もゆする。
目覚めは悪いようだ。
「何だ?」
「何だじゃない。 ロッキー博士がいない。」
「まず、トイレで吐かしてくれ。 飲み過ぎたみたいだ。」
ジョン博士は立ち上がり、トイレにこもる。 出てきたときは顔色は少しよくなっていた。
「ロッキー博士がいない? 地下室を探したのか?」
「あぁ、探したさ。 いないから訊いているんだ。」
「昨日の出来事で変わったか外に出ているんだろう。 確かめよう。」
ジョン博士は時には壁にもたれかかりながら、歩く。
端末機のところにつく。
ロッキー博士の居場所を探し始める。
広いところから始まり、どんどん狭まってくる。
「おかしい? 見つからない。」
「どういうことなんだ。 説明してくれ。」
「おそらく、存在しないんだ。」
「存在しないだと? 何を言っているんだ。」
「パラレルワールドの話は分かるかね?」
「分かる。」
「昨日やった行動がロッキー博士を存在をけしたんだ。」
「未来を変えただけで人は消えるのか。」
「おそらく、そうとしかいえない。 解明されていないところがある。 謎が多いのだ。 自分が答えられるものじゃない。」
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