第35話
リンに報告すべく校舎内に入った生徒、後ろから声を掛けられ、振り向くと、一人の男子生徒が立っていた。
「大変な事になっているね、僕も微力ながらリン王女に協力をしたい。」
「あ!はい・・・え~とお名前は?」
「ジンと言います。」
「ジンさんですね、ではお願いします。」
生徒は、ジンを連れてリン王女の下に向かうのだった。
そのころ教会は混乱を極めていた。
赤い煙幕が拡散した直後、治療を待っている人たちの中で、何人もが暴れだした、軽傷者が対応をしているが取集が付かない状態に陥った。
キュリー「このままでは・・・まずは混乱を少しでも抑えないと!」
キュリー『ハイパワーヒール!』
広範囲で中傷までの傷を癒す魔法を放つ。
キュリー「皆さん!暴れている方々を取り押さえてください!」
キュリーの魔法と声で統制が取れたのか、次々と暴れていた人たちが取り押さえられたが、教会の入り口からテロ集団の思わしき人影が見え始めた。
キュリー「皆さん!教会の奥へ入ってください!」
魔力がほぼ空の状態まで消費し、魔力ポーションも飲めてあと1本で限界のキャリーは、ポケットの中にあるカギをギュウっと握りしめ、リンにこの事を魔法通信インカムで報告した。
一方コロッセオではビュジとユンが魔剣と聖剣の出現に驚愕をしていた。
ジュデ「ヒュージ!ここは俺に任せて王様たちの護衛に付いてくれ!」
ヒュージ「任せた。」
ユンはヒュージを王様の下に行かせないように動こうとするが、ジュデが聖剣の剣先をユンに向け聖剣ウエポンの特殊能力の一つを起動する。
ジュデ『穿け!ウエポン!』
剣先から放たれた一本のレーザーがユンの行く手を阻む。、その間にヒュージは王たちの魔法障壁の中へと入った。
ジュデ「お前らの相手は俺だ!」
ユンは聖剣から放たれたレーザーを警戒をしつつビュジに合図を送ると。
ビュジはジュデに接近戦を挑むかの如くジュデに急接近をし漆黒の両手剣で突きを放つ。
剣先はジュデの身体を貫いた・・・次の瞬間ビュジは顔面を殴られ、ユンの前にはジュデが立っていた。
ユン「馬鹿な!ビュジが貴様を貫いたはず!・・・まさか残像!?」
ジュデ「ヒュージ!王様を安全な場所に!!」
余裕を見せるジュデ、ユンは真っ赤な片手剣の特殊効果を発動させる。
ユン『燃え盛れ紅蓮の聖霊よ!顕現し全てを焼きつくせ!』
ユンの横に炎の渦が現れ、炎の中から2枚の羽根を持った女性の様な炎の塊が出現をした。
ビュジも剣は漆黒の両手剣の特殊効果を発動させる。
ビュジ『漆黒よ!全て闇で覆いつくすため、その力を解放せん!』
漆黒の両手剣から上空に闇が迸りワイバーンの様な、形へと変化した。
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