第66話

「アナ…」



「大丈夫よティナ。それよりもユノの傍にいてあげなさいずっと心配していたのよ」


そういって龍のもとへ歩いて行ったアナを見送った後振り返ってユノのところへ行った

「よかった…また理性を失ったのかとおもった」


「ごめん。」

そういって謝る私の頭をポンポン撫でられた


「反省しているならもういいよ。ティナが無茶をするのはいつもの事だし、傷つけられてもすぐに治るのもわかっている…分かっているけど痛いのは変わらないだろう」



「ユノっ!」

私は思いっきり抱き着きユノを押し倒してしまった

「わっ」


「あの…お二人はどういった関係で」



「俺はユノ=クラウス。フィトリーゼ様の子孫でティナの夫だ」



「まぁ…そうだったのですね」



「ユノ…ここはもしかすると夢の世界ではないのかもしれない」



「あぁ、俺もそんな気がしてきた」



「呪術も普通に反応するし…幻覚だとしても私に見破れないはずはない」



「…エルフの森でも聞いたよ…それは」



「ニーチェに聞いたことは忘れてほしい」


「それは幻でもアナスタシアを見捨てたことか?」



「あの時は余裕がなかった。とはいえ、たとえ幻だったとしても見捨てたことは私が許さない。」



「そうか…」



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