第36話

「…私も安易な約束はしなければよかったとあの時後悔しましたよ」


アナに抱き着いていた私をゆっくり引き離した


「でもね…それじゃダメなの。あの時の私は貴女が私の後を追わないために私になりなさいって言ったの」



「それは分かってる。おかげでユノに出会えた。」



「そう、ユノはそれほどまで大事なのね。それなのに自分を傷つけようとした」



「…他の人のものになるくらいなら…って思って…ごめんなさい」




「うんうん、ティナならそういうと思ってたわ。わかってるから、それくらいユノを好きだということに変わりはないわ」



「ねえアナ…世界を滅ぼすって本気じゃないよね?」


私が問うと笑っていたアナの表情が真顔に戻る


「…冗談であんなことは言わないわ。貴女の居ない世界なんていらないの。ただそれだけ」




「…でも…」



「貴女がやることはあの時と変わっていないわ。貴女の邪魔をするもの…立ち塞ぐものは全て消しなさい。それが私であっても」


私を突き飛ばすと後ろから円形の何かが出ていた


私はこれがどこかへ飛ばすものだと瞬時で分かった


「…えっ…ちょ…アナ…待って」





「ティナ!?よかった無事…で…えっちょ何を泣いて…」


よくわからないけれど私は泣くしかなかった



「…ユノ…私…アナを…殺さないといけないのかな…?」







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