第34話
「それからレイス王子。貴方はもう逃げられませんよ」
「あ…ぐ」
アナスタシアの周囲だけ体が重くなる
「…あれは姫様の力ではありません…あの力はアナスタシア様の…」
「これだけの情報をもたらして、まだ信じていなかったのですねクロード」
「私はこの子に言ったわ。この国を腐らせている身近な者を始末しなさい。逆らうものがいるなら処刑しなさい、貴女の邪魔をするものならクロードでも殺しなさい…とユノ王子も儀式を受けたなら知っていますよね」
「あ、あぁ…」
「でもこの子は優しいからできなかった。もっとも傷が小さいうちに事を済ませてしまった。その結果がこのような結末が待っていようともね」
アナスタシアは口から血を吐き出す
「お前…!!!」
「…この体はティナのものですから。呪いが治っているわけではありません。レオンやその部下たちが血を分けて命をつなぎとめていたのでしょうが、ティナの意識はこの男によって完全に落ちた」
「ぐっ!?」
「これは許されない事です。私の大事な妹に手をあげ自ら命を絶たせる選択肢をさせたことは…この場にいる全員を殺しても国を滅ぼしても私の気が収まりそうにありません」
「待ってくれアナスタシア!話を聞いてくれ!」
「なんですかユノ王子?」
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