第2話 営業について
まず、とういうか、こういった自己啓発の文章って精神論とか、思考の方法なんかが多くて、具体的なテクニックってあんまりないですよね。
テクニック載っててもみんなやってる事が多いですよね。
正直、肝になるテクニック教えちゃ商売あがったりですから。
それに適正がいるんですよ。テクニックってみんな使えるものじゃない。
例えば、個人宅営業とかだったら、最初の1分は相手が何と言おうと、
決まったトークスクリプトを言い切るとかね。
慣れるまで辛いし、大概言い切る前にシャットアウトされる。
でも、そこはなんとか一旦無理やり自分の土俵に乗せてしまうんです。
言い切れればその段階でこっちの土俵なんですよ。
そこが判断基準。
最後まで聞かないようなとこはそれ以降も大概無理。
そこから覆せるのはS級営業マン。私はB+営業マン。
なので、潔く引くときは引いて次に行くんですね。
まぁ、いけるいけないは、3ヵ月もやればわかってきます。
で、話し戻すと言い切るまでに割って入ってきた内容でトークを組み立てる。
そのまま押し切るか、一旦引いてまた押すとか。
僕はいたずらに不安をあおるようなやり方は嫌だから丁寧に説明します。
だいたい売るものの必要性って持ってないですから相手は。
理解してもらわないと。
だから、勉強しないと自社の商品。そして、比較対象の他社製品。
そんな知識無くも売る人はS級営業マン。私はB+営業マン。
時には他社製品勧めます。なぜって私お客さんの事考えてるから。
ただそういう時ってある程度相手の心つかんでる時なんですねぇ。
まぁ、そこそこの品で安く抑えるならあちらの会社はこう。同額だとうちはこうだけど、
もうちょい頑張ってもらえるなら、こんだけいいのが保証何年でいけますって。
こっち選ぶよね。短期間とはいえ、親身にこんだけ説明してくれんだから。
安い買い物じゃないだけに慎重になる分どうせやるならって。
ここまで話しましたが、結局これは僕だからうまくいった事なんですよね。
見た目とか話す声のトーンとかあるし、話し方に性格出るから、その人みないと一律にこれでうまくいくって言えないよね。
僕に近い感じの人はこれでB+にはなれる。
で、ここでB級の話ばっかりしててもおもんないので、
S級の人から教えてもらったテクニック1つと昔話かよって契約取った話を1つ。
まず、テクニックね。
相手と話しながら全く別の事考えるんです。
相手と話す営業マンの自分。今日の呑みの約束の事考える自分。
Dualcore搭載ですね。
それ訓練していくと余裕出来るんですよ。
なぜか。まず一人目の自分がトークのバリエーションが増えるから、
何も考えなくてもすらすら言葉でてくる。
そして、イレギュラーが発生した時にもう一人がフォロー入れてくれるんです。
嘘と思うでしょ。私は修得できなかったから何とも言えないけど。
暫く練習したんですよ。そうすると確かに、二人目の自分をお客さんに向けた時に、いつもは気が付かないところに気が付くようになったんですよ。
なぜか、人間二つの事考えるって事できないから2つに散ってた意識を一つにすることで集中力が格段に上がったんですね。
脳科学的なことは分かりませんが、きっとそのS級の人は高速で意識を切り替えてたんでしょうね。残像拳みたいな。(知らない人はドラゴンボールみてください)
だからとっさの事にも切り替えが早く柔軟に対応できたんでしょうね。
これは普段の生活でも練習できるのでやる価値はあります。
人生2倍にもなります。
そして、昔話。
あるところに午前でその日のノルマを終えた営業マンがおったそうな。
その営業マンが田舎道に路駐し昼寝をしていると、
えっちらおっちらでかい丸太をもったおじぃさんが歩いてきたそうな。
横を通り過ぎる時におもむろに手伝いましょうかと声を掛けると、
一度は断られるが、あまりにも重そうなので車のカギを締め、丸太を運ぶのを手つだったそうじゃ。
おじぃさんの家につくとたいそう感心したおじぃさんがお茶を片手に、
お兄ちゃんは何しよう人なんじゃと聞いてきたので、営業でこんなもの売ってるというと、
今度息子が家族連れて引っ越してくるからリフォーム考えてるんじゃと、
良かったら相談のってくれということになり。
無事高額契約を制約し、その月の売り上げトップを取ったとさ。
チャンスはどこに落ちてるかわからんし、その人も本気の善意でしたことだから、
そういう運を引き込めるってのは、ある意味S級たる所以なんでしょうね。
ということでまとめ。
・テクニックには適性があるから色々やってみて
・Dualcore搭載
・運も実力のうち
以上、次回もお楽しみに
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