笑顔
舞い降りる雪を手に取るように
そっと手袋で包み込んだあの頃
いつかは溶けては消える記憶に
今ではすがることしかできない僕
ずっと夢を見ていた気がして
何も出来ずに何十年
明日の笑顔をひたすらに
願ってばかりの愚かな人生は
無意味ではないと信じてる
だってそうでしょ
時間は平等だから
ただ積もる雪を眺めるように
じっと優しさで包み込んで撫でている
いつかは離れて消える
今ではすがることしかできない僕
ずっと夢を見ていた気がして
何も出来ずに何十年
今日の泣きべそをひたすらに
笑ってばかりの愚かな人生を
これで良かったと思ってる
だってそうでしょ
笑顔は平等だから
雪に向かって声をかける
幸せかい
楽しいかい
悲しくはないかい
悔しくはないかい
返事のない会話が僕を
肯定してくれる
何も無かった僕の人生に
喜びをくれたのは君だから
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