第151話 各自ジジ抜き、そして次

カードを広げて見せる。

ジョーカーを取って周りへ向けた。

「このカードを混ぜて遊ぶのがババ抜き」

「最後までソレ持ってるのが敗けなんだよな?」

「そうそう。で、ジジ抜きはね、一枚抜くの」

「何のカードか分からないけど、やっぱり最後まで持ってると敗けってことね」

「そうだよ」

3組のカードを、それぞれ別のテーブルへ置く。

「さぁ、始めよう」

そう、声を掛けると親を決めるジャンケンが始まる。自分では参加はしない。

カウンターへ戻ると、マリアネがコーヒーを出してくれた。

「ありがとう」

「やらないの?」

「うん」

トランプとか旅行でも行かないと、今さらだしね。

「あたしとさ、何かやらない?」

二人でかー

「はい、トランプ」

「じゃあ、スピードでも」

「どんなの?」

「スピードっていうのは速さを意味しててね、先に場へカードを出し終わった方が勝ち。で、出し方は…」

テーブルへ並べていくと、ギャラリーが。

よしよし、勝手に覚えていってくれよ。

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