第150話 せっせと流布

早めの夕食にと、食堂へ入る。厨房側と反対のテーブルに人だかり。

まだ7並べやってんのね。仕事はいいのか?

マリアネの前のカウンターへ座る。

「早いわね」

「追加のセットをもらったから、持ってきた」

ポンポンと5組、色違い、模様違いのを置く。印刷のテストも兼ねてると聞いた。ズレもないし、逆にダメな物を見てみたい。

「マリアネ専用に一つ取って」

「いいの?」

「みんなに貸すでしょ?」

目ざとくカウンターの上の、トランプを見つけた数人が寄ってくる。

「次はババ抜きってのを教えてくれるんだろ?」

王子様とやったの、もう伝わってるのか。

「エーちゃん、親やってあげて」

「はい」

トランプを一組持って、テーブルに移動する。

自分も残りの3組を持って、別のテーブルへ。

人だかりの一部が流れてくる。

エーリーズの方を指す。

「あっちはババ抜きやるよ」

「こっちは?」

「ジジ抜き」

「どうちがうんですか?」

説明するよー


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