第140話 保険詳しくないよ

ずいっと乗り出してくる。

「ところで保険の話ですが」

「詳しく知らんし」

「知っていることだけでも」

だーかーらー、近いって。

そもそもは船荷の補償だったかな。合併やらでだいぶ変わったけど、何とか海上保険て会社名が多かった。

「船荷ですか」

「荷主と船主で半々て契約が元だったかな?」

メモメモ。

「商売なんて掛け売りして、後で回収でしょう?」

「そうですな」

「元が沈んだら、利益どころか回収できないじゃない?」

「そこを商売にした、ということですな」

保険料を掛け捨てにして、大きな補償を付ける。何事もなければ、保険料は保険会社へ入る。

ふむふむと、メモを書き足していく。

「で、事故やらで賠償金が発生するようなのには、それようの保険が出来てきたって感じだね」

あー、保険なー、どうしようかなー、まだ生命保険が残ってるよ…

絶対に思いつかないだろうけど、きっとちょろっと教えたら、きちんと導入するだろうな。

いやだいやだ。

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