第88話 第二王子
セヴリップと縄跳びをした翌日。いい気持ちでうとうとしてたら、腹へ肘鉄が。
「ぐぁっ!?何するかぁっ!」
飛び起き、頭を引っ掴む。
「無礼者!放せっ!」
「どっちが無礼だ!謝れっ!」
どこのクソガキと思ったら、お付きの侍女がすっ飛んで来た。
「お放し下さい!」
「やかましい!謝るのが先だ!」
これ、第二王子か。とんだ猿男児だ。
「は、な、せ、よぉっ!」
「あ、や、ま、れ、ての!」
ぐぐぐ、と唸ってから、ごく小さな声で。
「…悪かった」
いろいろ思うが、こっちも「よし」と言って手を放す。
おや、ベソかいてないか?
「何で人のお腹を殴ったの?」
「セヴ、いつもやってるし…」
いや、エルボー喰らったことはないが。
「真似したの?」
「違う!」
弟の真似なんかしないと喚く。そこからの優秀な俺様論。
…ああ、俺様を特別扱いしろというか、弟ばっかりなんか貰ってズルイというか、そういう。
そしてそれを横で侍女が全肯定。
あかんヤツだわ、これ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます