虚しさ

基本的に自分は選ばれない側の人間だ。


舞台の中心に立ちたいという欲望はあるくせにそれを眺めていることしか出来ない。

足掻いては見るもののその度絶望し己の無力さ無価値さを嘆いた。


足掻き、泣いて、立ち止まり、また夢見て足掻く……


昔はただ悔しい、寂しいといった感情が大きかったが、歳をとるにつれ、選ばれないということが自分の無価値さに直結するように感じるようになった。


時に選んでくれる人もいるけれど、それでも満足は出来ず、どうすれば幸せなのか。


騙されて振り回されて泣いて虚しくて虚しくて虚しくて、もういいや



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

思いつきのノート Salt @0920

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る